東日本出身の私が、京都で成人式の前撮りをした話

京都で成人式の前撮りをする、という選択肢があることをご存知ですか?
私は福島県で生まれ、中学・高校時代を茨城県で過ごしました。
京都出身でもなければ、親戚が京都に住んでいるわけでもありません。
しかし、私は大学生活を送っている京都での前撮りを選びました。
成人式は、人生で一度しかありません。成人式の前撮りも、おそらくほとんどの人が一度しか経験しないことでしょう。
そんな人生の大事な節目を迎える際に、一つの選択肢としてこの記事を参考にしていただき、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
もくじ
きっかけ
私は元々京都での前撮りを考えていたわけではなく、たまたま振袖や帯などを誂えに行った東京のデパートで、「京都での前撮り」という選択肢を知りました。
振袖を選んだ後に出会ったのが、京都の自社工房で職人さんが髪飾りを手作りされている「おはりばこ」さんです。催事で東京に来られていたスタッフの方に、私が京都の学生であることをお話しすると、京都での前撮りプランという素敵な提案をしてくださいました。
実際に「おはりばこ」さんが所有する京町家とお庭を借りて前撮りをした方の写真を見せていただきました。
もちろんその後、親と相談しましたが、写真を見せていただいた瞬間、「ここで前撮りをしたい!」と私の中ではほぼ即決。
それまで私は前撮りのことを全く考えていませんでしたが、小さい頃から京都の伝統文化や着物が大好きだった私にぴったりだと思いました。
「おはりばこ」さんから紹介していただいたのは、「華林」として活動されている、ヘアメイクスタイリストで和装師の林真由美さんに着付け・ヘアメイクをお願いし、フォトグラファーのエシタさんに撮影していただいた方のお話でした。
その後「華林」さんのHPで様々なプランを調べ、親と相談のうえ京都で前撮りをすることに決めました。
準備
9月上旬、京都市中京区にある「華林」さんのアトリエにて、林さんとエシタさんと3人で打ち合わせ。オンラインでも可能でしたが、せっかく京都に住んでいるため対面にしました。
私は成人式のために誂えた振袖の他に、母方の叔母が成人式の際に着用した振袖も持ち込むことに。30数年前のものでしたが、見たときに一目惚れしてしまったことを覚えています。
私はロケーション撮影を2箇所で行うことにしたので、撮影場所のほか、洋髪にするか新日本髪にするか、髪飾りをどうするか、といった打ち合わせをしました。
前撮り日は11月下旬の紅葉の良い頃に決定。
午前中に撮影する紺の振袖は、成人式当日に洋髪にすることを考えて、前撮りでは新日本髪に。紺色とのコントラストがよく映える今宮神社にて撮影することにしました。
※神社での撮影など、所有地以外のところで撮影する場合は必ず事前に許可を得ることが必要です。
午後に撮影する叔母から譲り受けた振袖は、「おはりばこ」さんの離れの京町家での撮影にし、洋髪で挑むことに。
前撮り日の数日前には2着ともアトリエに届くように、実家から母に振袖を送ってもらいました。
私は京都で一人暮らしをしていますが、撮影場所からは遠いため前日から母と京都のホテルに宿泊。
好きなホテルのディナーでテンションが上がり、前撮り前日にも関わらずワインを飲んでしまいました。翌日浮腫んでしまうため、皆さんにはお勧めできません…。
撮影日当日
当日のスケジュールはこちら↓
2着を1日の明るい時間に撮り切るため、お色直しの時間も含めてなかなかにハードでした。
まずは今宮神社での撮影です。事前に許可を取っていたため、ご祈祷を済ませてから撮影に移りました。
私は額が広いため新日本髪は少し不安でしたが、似合うように作っていただき安心しました。私は成人式のために髪を伸ばしていましたため地毛でできましたが、新日本髪を地毛で結いたい方はそれなりの長さが必要になるので注意してくださいね!
髪飾りは林さんのアトリエのものをお借りしました!

移動はフォトグラファーのエシタさんの車に乗せていただく形になりましたが、前日は興奮のせいであまり眠れなかったのか、つい車の中でうとうと…。
林さんが襟の部分にタオルを乗せてくれていたので助かりましたが、なんとタオルにメイクの跡が…!
大事な振袖を汚さないように、長丁場の撮影の休み中は襟元にタオルを置くことをお勧めします!
続いてお色直しをしつつ軽くお昼を食べ、「おはりばこ」さんの離れへ。今回は「おはりばこ」さんに到着した後に似合う髪飾りを選び、レンタルさせていただきました。

離れはお庭のほか2階のスペースでも撮影ができました。小物や鏡台も使いながら撮影させていただき、無事に終了。
あっという間の1日でしたが、好きな着物を長時間に渡って着ることができ、幸せでした!
撮っていただいた大量の写真は、アルバムや見開き写真にしていただき、親族や家族に渡しました。
さいごに
今回は、京都で前撮りをした私の体験をまとめてみました。
私自身、京都で前撮りをするという選択肢を知らないまま過ごしていたら、後からロケーション撮影の前撮りをしている人を見て、とても後悔していたと思います。
成人という節目に、納得の行く場所で、納得のいく形での前撮りができて本当に良かったです。
この記事は、これから成人を迎える方にとって、前撮りの選択肢を増やすことを目的に書きました。
京都で前撮りをしなくても、地元の神社に許可をもらえばロケーション撮影ができることもあると思います。思い入れのある場所に立ち寄ることもできるのではないでしょうか。
私は着物が好きなので人より憧れが強かっただけで、前撮りにそこまでこだわる人はそれほど多くないかもしれません。
でも、後から「こういう形があったんだ」「こうすれば良かった」と思うのは非常にもったいないと思います。
もちろん、京都で前撮りをするという経験は、実家が近くにある人を除いて、大学時代を京都で過ごすからこそできることでしょう。
結果的にどの選択をするかに関わらず、「こういうこともできるんだな」という選択肢の一つとして、この記事が誰かの役に立てば幸いです。
振袖の仕立てから前撮りまでさまざまな人に関わり、ご協力いただきました。満足のいく前撮りを実現し、記事にすることを快く許可していただいた「おはりばこ」さん、林さん、エシタさん、ありがとうございました。
また、京都で前撮りをさせてくれた家族、様々な準備とサポートをしてくれた母にも感謝です。
(同志社大学 文化情報学部 齊藤夏帆)

