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とある大学生が独学で色彩検定に挑戦してみた!

とある大学生が独学で色彩検定に挑戦してみた!
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みなさんは色彩検定を知っていますか?

名前は聞いたことあるけど、どんな内容なのかわからないという人もいると思います。

今回は色彩検定を3級、2級、1級と級別に受験した筆者が実際受けてみて感じたことや、勉強方法を紹介します。

色彩検定とは…

色彩検定とは、色の知識や色彩の調和、配色のセンスなどを測るための資格試験です。色彩に関する専門的な知識を身につけ、色彩の理論や実践的な応用能力を証明するための資格として広く認知されています。日本では、一般社団法人「色彩検定協会」が主催しています。

 

私は、美術系の大学に通っているわけでもなく、美術や図工の成績が良くはありませんでした。それでもこの資格を受験しようと思ったのは、時間に余裕がある大学生のうちに何でもいいから資格を取っておきたいと思ったからです。個人での受験となるので、自分が継続して勉強できる分野、学校から申し込みができるという条件の下、調べてたどり着いたのが色彩検定でした。色について知識があれば、毎日の服装やインテリアなど組み合わせを考えるときに役に立つのではと思い受験を決めました。

勉強方法を効果的に考えよう

どのような対策をするべきなのか、ここからは実際に私がやっていた勉強法を紹介していきます。

私は試験2ヶ月前から教材に目を通し始めて、大まかにどんな分野があるのかを確認しました。覚える分野が多くあるため、覚えられそうなところ、もしくは元々知識として持っていた分野や、覚えるのに時間がかからないものから先に始めました。その後に、覚えるのが大変なものや、理解するのに時間がかかる項目にとりかかり、自分で図やイラストを描いてみて理解しやすく工夫していました。1ヶ月前からは、模擬試験を解いて苦手分野をピックアップして勉強をしました。級が上がるたびに難易度は上がりますが、勉強方法は変えずに取り組んでいました。

 

勉強に使う教材は色彩検定協会が公式として出しているものを使う人もいれば、各出版社が出している参考書で勉強する人などそれぞれです。

公式テキストは実際の試験問題に対応しているため、試験の際、勉強のときと同じような文章で解くことができます。各出版社の参考書は、写真や例示が多く使われており文章とセットで覚えられることが強みだと思います。新しく何かを覚えるとき、人によって方法は違いますが、色彩検定に関しては頭の中でイメージを作って覚える方法がやりやすいなと感じました。

 

私の場合2,3級は参考書、1級は公式テキストを使って勉強をしました。私が参考書を選ぶ際に意識したのは「持ち運びのしやすさ」と「写真・図が多く使われている」点です。持ち運びしやすさを重視したのは、私は1回にじっくり暗記するより、軽く見ることを一日のうちに何度も繰り返す方が効果的だと考えたからです。

試験当日は時間配分にも注意を

試験当日は、どの級も学生から大人まで、幅広い年代の人が受験されており、学校のテストとはまた違った雰囲気でした。全級共通でマークシート方式で、2級からは記述問題、1級では2次試験が含まれます。マークシート方式なので試験時間は余ると予想していましたが、語句についての説明文を選ぶなど読解問題が多く、一度解き終わった時点で試験時間は残り10分!見直しに充分に時間をとれず焦りました。勉強のときから時間配分に気をつける癖をつけておくべきでした。

ちなみに、問題の形式は説明文の他に語句を当てはめるものや、配色を答えるものなど様々あり、語句を覚えるだけでは解くことができない問題になっています。

日々の暮らしにも役立つ色の知識

合格してからの自分の変化として感じたことは

・大学で発表資料を作る際に配色イメージがしやすくなり、資料を作ることに対して意欲的になった。

・服や化粧品を選ぶ際の判断基準に自信が持てるようになった。

・街中にあるポスターや看板の配色の意味を予想するなど、日常に使われる色彩に興味を持つようになった。

色彩検定は、職業に必要なものであるだけでなく、自分自身の見方に新たな要素が加わる検定でもあると感じました。人と同じものを見ていても、持っている知識によっては見方が変わることは日常のちょっとした楽しみ方だと思います。

おわりに

いかがでしたか?

人生で初めて自主的に資格にチャレンジしてみて、自分が興味のある分野について学ぶ機会を作ることができて満足しています。今回は色彩検定についてご紹介しましたが、この記事で色彩検定に興味を持った方がいれば嬉しいです。他にも資格・検定に関する記事を紹介しているので、ぜひ下記の記事もチェックしてみてください!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

(龍谷大学 社会学部 永田藍梨)

この記事を書いた学生

永田藍梨

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龍谷大学 社会学部

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