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その距離、バス?タクシー?いやLUUPでしょ

【この記事のまとめ】

・通学時間がバスで25分かかるところを、LUUPの電動キックボードを利用することで15分程度に短縮可能!(円町駅から立命館大学 衣笠キャンパス「清心門」まで)
・LUUPの利用時間は10分ほどで料金は約200円!バスよりも安いかも?
・電動キックボード自体が新鮮で、乗っていて楽しい……。

みなさん、LUUPって知っていますか?
最近京都の街中でも見かける機会が増えた、緑色が目立つ電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングサービスです。

この記事ではLUUPの魅力に迫るとともに、通学する際に使えるのか?ということを検証していきたいと思います!

LUUPって?

LUUPとは電動キックボードや電動アシスト自転車のシェアリングサービスのことで、電動キックボードは2023年7月1日から改正道路交通法の施行により「特定小型原動機付自転車」として新たな交通ルールが適用されました。

16歳以上であれば免許不要で乗ることができ、最高時速は20kmで利用できるようになりました。
LUUPが設置されているポートでレンタルして、別のポートまで移動後に返却をするのですが、京都にどれだけLUUPのポートが設置されているかというと……。

(LUUP公式HPより 京都のポートマップ)

緑のマークの場所にLUUPのポートがあるのですが、京都市内にこれほど設置されているんです!
その数、なんと約450か所(2023年8月現在)。すごい!

さあ乗ってみよう

LUUPの電動キックボードですが、筆者はすでに乗ったことがあったので、今回は一度も乗ったことがない広報部員の直江くんに乗ってもらうことに!
Luupの社員さんから乗り方を直接レクチャーしてもらえるのは貴重な体験でした。

(右がLuup社員の元平さん。左は京都学生広報部員の直江くん)

乗る前は少し怖がっていた直江くんも10分ほどレクチャーを受けると、すぐに慣れた様子で乗れるようになっていました。

一度乗ってみると分かるのですが、思った以上に電動キックボードに乗ること自体が楽しいです。真新しさというのは間違いなくあるでしょうが (笑)。
難しそうに見えますが、個人的には乗ること自体は自転車よりもよっぽど楽なんじゃないかと思いますね。

通学時間を短縮できるのでは?検証してみた!

さて、この電動キックボード。
京都であれば公共交通機関では行きにくい観光地などへの移動や、通学での利用がメインになると考えられます。
そこで!今回は、立命館大学への通学をモデルケースとして、通学者が多い「円町駅から立命館大学」まで何分かかるかを検証してみました。
今回のルートはこんな感じ。

大通りは車が多くて危ないかもしれないので、できる限り小路を通るように意識しています。
円町駅付近で電動キックボードをレンタルして、馬代通りを北上。洛星中学校近くの住宅街にあるポートで返却して徒歩で立命館大学の【清心門】まで向かうといったルート。
多くの人は円町駅で立命館大学行きの市バスに乗って通学していると思いますが、この場合、どんなに頑張っても20分~25分はかかります。
(朝のバスってけっこう遅延するんですよね……。)

ではLUUPの電動キックボードを使うと何分かかるのか。
まず円町駅から洛星中学校近くのポートまで、8分50秒!!
ポートから立命館大学の「清心門」まで徒歩で5分!(約500m)
円町駅から約15で立命館大学のキャンパスに着くことができました!!
これ、朝の1分1秒が重要な通学の場面においてかなり革命的なことなのでは?
利用料もなんと185です(基本料金50円、1分ごとに15円)。
京都市中心部の市バスは230円かかるので、値段もLUUPを利用したほうがお得。

もし今後、立命館大学内にポートが設置されるようなことがあれば、ますます便利になりますね。

もちろんLUUPの電動キックボードにも弱点はあります。それは天候に左右されること。
雨の日に電動キックボードを利用することは危険なのでやめたほうが良いと感じました(傘差し運転は絶対ダメ)。
そんな日は素直にバスを使いましょう。

また、細かいところを話すと、京都って北に行けば行くほど坂道が増えるんです。
特に円町駅から立命館大学までは基本的に坂道で、自転車だと結構きついです。
ですが、電動キックボードであれば乗っているだけで「漕ぐ」ことはないので非常に楽。これも大きなメリットじゃないかと思います。

今回、特別に許可を得てGoProで電動キックボードに乗った人目線の映像を撮影したので、ぜひそちらも見てください!最高速度20km/hですが、思った以上に速度が出ているように感じられるので驚きますよ。

YouTubeリンクはこちらから!
電動キックボードLUUPに乗って円町駅から立命館大学まで行く

電動キックボードが次世代モビリティとして注目されている理由がよくわかりますね!

Luup社員さんへのインタビュー

今回、LUUPの利用方法や電動キックボードの乗り方をレクチャーしてくださった元平さんに取材させていただきました。

――LUUPの自慢できるところ・強みはなんですか?

まずは電動キックボードと電動アシスト自転車の2つのモビリティを用意していて、ユーザーが自由に選べることですね。
距離や目的地による多くのニーズに応えることができて、坂道も登れたり、短い時間で長い距離を移動できるのが強みです。
もう1つはポート数とその密度ですね。現時点でも京都市内に450箇所ぐらいありますが、他社と比べてやはり数も多くて密度も高い。小さなスペースであってもポートを設置できるからこそ、高い密度が実現できています。移動したいところにポートがある状況を限定的ではあるが提供できているというのは、やはり自慢できるところだと思います。

――「電動キックボードであること」に何か理由はあるのですか?

LUUPは「電動・小型・一人乗りのモビリティ」を取り扱うシェアリングサービスです。我々としては将来的には電動キックボードと電動アシスト自転車だけでなく、三輪、四輪、椅子が付いているものなど、高齢の方でも乗っていただけるようなモビリティを提供していきたいと思っています。その前段階として今、電動キックボードと電動アシスト自転車の2つを提供しているというところですね。

――最後に、将来的にどんな使われ方を想定しているか、そのビジョンを教えてください。

京都においては特に多くの学生の方に乗っていただきたいと考えています。今回の記事の内容でもある「通学」だけでなく、バイトの行き来などにも気軽に乗っていただきたいですね。将来的には、学生や外国人観光客、高齢者を含む地域の方々にも利用していただき、“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”というミッションを達成できればと思っています。

最後に

いかがだったでしょうか?
LUUPの電動キックボードはこれからますます注目されていく予感がします。
今年の8月1日には京都府立医科大学内にLUUPのポートが導入され、学生の通学手段としてさらに利用が増えるかもしれませんね。
一度乗ってみれば「乗ること」の楽しさが分かるので、ぜひ利用してみてくださいね!

(執筆:立命館大学 産業社会学部 細田大和)
(撮影:同志社大学 法学部 足立隼太郎)
(取材協力:立命館大学 文学部 吉田玲音)
(取材協力:佛教大学 歴史学部 直江和宣)

 

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