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大学院入試体験記(理系編)

こんにちは、市川です。

先日、私は大学院入試を受験し、無事に合格することができました。この記事では、私が理系の大学院入試を受験するにあたってやってよかったこと、やっておけばよかったことをそれぞれ紹介していきたいと思います。

1.大学院入学試験とは?

 

大学に入学するには大学入試を受験をして合格しなければならないのと同様に、大学院に入学するには大学院入試を受験して合格しなければなりません。

しかし、大学入試が主に1~3月に行われるのに対して、大学院入学試験は主に7、8月に行われます。そのため、受験勉強に充てる期間が大学受験の時より短くなることが特徴です。また、大学入試では受験科目が大学間で共通であるのに対して、大学院入試では受験科目が専攻によって大きく異なります。このため、大学院入試では、各専攻に特化した対策が重要になります。

多くの場合、学部と同じ大学の大学院を受験しますが、他大学の大学院を受験することも可能です。(私は自大学の大学院を受験しました)

2.やってよかったことその1―過去問を何度も解く

大学入試では大学ごとに過去問があるのと同様に、大学院入試でも大学院ごとに過去問があり、大学のHPなどで公開されています。しかし、大学入試の場合は市販の過去問題集などに解答解説が載っていますが、大学院入試の場合は過去問の解答解説は基本的にはありません。

そのため、1度目は過去問に対して解答を作ることを目標にして解いてみて、わかるところとわからないところはどこかということを把握し、わからないことは教科書を用いて調べ、理解する、という方法をとりました。

2度目以降は1度目に復習したことを思い出しながら、過去問を繰り返し解くようにしました。この方法を用いることによって、わからない部分を重点的に繰り返し復習することができました。

3.やってよかったことその2―教科書をよく読む

大学院の問題でわからないことが出てきたときは、当然過去の講義で用いた教科書を読み込むことになります。この際に、わからないことだけを探すような教科書の読み方をするのではなく、「そのようになる背景は何か?」ということを意識して教科書を読むようにしました。

こうすることで、解答の背景までを理解することができました。また、教科書を読み込むことで、思わぬ見落としに気が付くこともできました。

4.やっておけばよかったことその1―3回生までに基礎学力を定着させる

大学院入試ではその大学の学部1~3回生の授業で扱った内容から出題されることが多いです。このため、学部1~3回生の授業は非常に重要になってきます。

しかし、私はテスト前だけ勉強するというその場しのぎの勉強が多かったために、復習しなければならないことが多くなってしまい、苦労しました。学部1~3回生の内容は疎かにせず、きちんと勉強しておいたほうがいいでしょう。

また、学部1~3回生の内容をしっかり勉強しておくと、推薦入試という道も視野に入れることもできます。

5.やっておけばよかったことその2―英語の勉強をする

大学院入試ではほとんどの場合、何かしらの形(TOEICやTOEFLなどの外部試験、独自試験。私の場合はTOEICでした)で英語力が問われます。しかし、私は専門科目と同様に英語力を身に付けることを怠ってきたために、低いスコアしか大学に提出することができませんでした。

大学院では講義は全て英語で行われたり、英語の論文を探さないといけなかったりと、英語力を要求されることが多いので、英語の勉強はしっかりしておいたほうがいいです。

6.最後に―学部1~3回生の期間は大切にしよう

大学院試験の合否を分けるのは

1~3回生でどれだけ力を身に付けてきたか

ということです。大学院を目指しているならば、そのことを忘れずに、日々の勉強にしっかり取り組むようにしてくださいね。

(京都工芸繊維大学 工芸科学部 市川 峻)

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