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#京都里山ぐらし ーかがやき隊員厳選!大原のおすすめスポットー

おじゃまします、大原

皆さんは、京都の大原という地域を訪れたことがありますか?
京都観光に来たことがある人は「三千院」や「寂光院」などの寺院を連想されるのではないでしょうか。

今回、紹介させていただくのは「京都市北部山間かがやき隊員」で左京区の大原地域担当として活躍されている田邉成悟さんおすすめ!大原を訪ねたら是非行ってほしい場所です!
かがやき隊員である田邉さんのご紹介はこちらの記事をご覧ください!

勝林院で仏教音楽に触れる

はじめに紹介させていただくのは、勝林院というお寺です。
取材時は雨が降っていたので、とても趣深い写真を撮影することができました(筆者の自己満足です……)。
勝林院は、835年に円仁(慈覚大師)が唐で学んだ声明(しょうみょう)を伝えるために開いたと伝えられていますが、後に荒廃。その後、1013年に天台宗の僧侶である寂源によって法儀声明念仏三昧の根本道場として建立されたそうです。

石橋を渡り、緑の絨毯の奥に本尊の阿弥陀如来坐像がお出迎えしてくれます。
坐像の大きさに圧倒されながらもその優しいまなざしと神々しいお姿を見て、これから先ずっと心の中で拝めるように目に焼き付けておきたいと思いました。

天台声明発祥の寺である勝林院の本堂では「声明」が流れています。声明とは、法要の中で経典を歌のように唱える仏教音楽で、インドから中国を経て日本に伝えられました。勝林院では宗派を超えて声明が伝えられてきました。ここで伝承されてきた声明は「大原声明」とも呼ばれ、浄土宗や浄土真宗などの声明の原型でもあるそうです。

また声明は、後に謡曲や浄瑠璃といった古典邦楽に大きな影響を与えたことでも知られています。


PRチーム副リーダーの山本菜摘さんもこんな歴史があるんだぁ〜と学んでいました(ヘムヘム、ゴーン)。
皆さんも大原を訪れた際には御本尊阿弥陀如来坐像と声明を聞きに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

【勝林院】
〒601-1241 京都府京都市左京区大原勝林院町187

宝泉院で額縁庭園の美しさを知る


次は、宝泉院をご紹介します。
宝泉院は、1およそ800年昔に勝林院の僧坊の1つとして創建されました。
中に入ると絵画のように美しい庭園が出迎えてくれます。

順路を進むと、周りに陶板があしらわれた囲炉裏の部屋に目を奪われます。
ここは参拝者の静かな語らいの場として親しまれているそうです。
抹茶とお茶菓子をいただきながら、お寺の奥にある一番の見所、「額縁庭園」と称される美しい風景を楽しむことができます。

普段の生活ではなかなか気づくことができない日本ならではの美やおもてなしの精神を全身で感じることができました。
他にも五葉の松や血天井など歴史を感じる見所が宝泉院にはたくさんあります。

【宝泉院】
住所:京都市左京区大原勝林院町187番地

KULMで旬の大原野菜を存分に楽しむ

最後に大原の自然あふれる場所にたたずむKULM(くるむ)というカフェをご紹介します。

2018年11月にオープンし、地元大原の野菜をはじめ近郊でとれる自然素材をふんだんに使用したランチやスイーツを提供されています。
今回いただいたメニューはご飯、スープ、グラタン、メインが1つのお皿に盛られたワンプレートランチ。どれも素材を活かした優しい味付けばかりで、たくさんの味覚を楽しめました。

どのお料理も美味しくて、おかわりしたくなるほど!特にスープには感動しました。
クリーミーな味わいだけでなく、大原産の野菜を存分に楽しむことができ、体にエネルギーを蓄えることもできました(365日このスープを飲むと不老不死になれそう)。

お店の前には、田んぼが広がっており、趣のある風景も楽しめます。
自然あふれる場所でご飯を食べたくなったら、ぜひ足を運んでみてください。

【KULM】
〒601-1242
京都市左京区大原来迎院町117
11:30~16:00 不定休

大原というオアシスで


いかがでしたか?
今回の取材で初めて訪れた大原でしたが、その素晴らしさを存分に知ることができました。家に帰ってもまたすぐに行きたいという気持ちがこみ上げたくらいです(笑)。

歴史ある建物と豊かな自然、透き通った空気や水など、人間にパワーを与えてくれる大原に皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか?

(文・写真:京都女子大学 辨野真美 取材協力:立命館大学 山本菜摘)

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