月に一度の「百万遍さんの手づくり市」で気になるお店を散策してみた。
京都大学の近く、百万遍に位置する「百萬遍知恩寺」。毎月15日にだけ、境内で手作りマーケットが開かれているのをご存知ですか?その名も「百万遍さんの手づくり市」。さまざまなジャンルの手づくり商品が販売され、多くの人で賑わうらしいんです。そこで、その様子を確かめるべく会場へ行ってきました!
お邪魔したのはピーク時間の13時。会場である百萬遍知恩寺の境内は、たくさんの人々で賑わっていました。
食品や洋服、革小物やインテリアなど、さまざまなジャンルのお店が所せましと並んでいるので、宝探し感覚でお店を見て回れました。
こちらは1杯1杯マスターがドリップするホットコーヒーのお店「ヒイヅルcafe」。
マスターこだわりのイチオシコーヒーなのですが、油小路に構えるお店では、食べログに掲載されたという“パンケーキ“を目当てに来られるお客さんが多いそうで、コーヒーも飲んでほしいなあとつぶやいておられました(笑)。
お店とは違った場所で、マスターとのお話を楽しみながらコーヒーを飲めるのも手づくり市ならではの雰囲気です。
お店の周りには休憩スペースがたくさんあり、購入した食べ物や飲み物などをその場でいただくことができます。
コーヒーのほかにも、パンやクッキー、ジャムなどたくさんの食べ物のお店がありました!
こちらのお店は、タニク(多肉)植物を売っている「ひなこた」。店名の由来は「ひなたちゃん」と「こうたろうくん」という2人のお子さんの名前だそうです。
寄せ植えや小さな鉢のタニク植物を販売しており、手づくり市には約4年も出店しているとのこと。
タニクポットを購入!値段は300円とお手頃でした。小さくて水やりも7日~10日に一度なので、日の当たる部屋であれば室内でも育てることができます。
どれにしようか悩んでいる間にもお店にはたくさんのお客さんが来て、以前買ったタニクの様子を報告したり、水やりの相談をしたりしていました。
初めて手づくり市に行ってみて、予想外にお店が多いことに驚きました。また、お店の方々とのお話を楽しむことができ、とても楽しかったです。なんといっても会場がお寺の境内なので、写真のように鐘のすぐ隣にお店があるという不思議な空間でした。境内は自由に参拝できるようになっていて、この日もお買い物途中に、木魚を叩いてお経を唱えている方を見かけました。
修学旅行中の高校生も来ていて、お寺巡りと買い物を同時に楽しんでいました。お店の方からおススメの観光スポットを聞いてみるのもいいかもしれませんね。
「百万遍さんの手づくり市」は1987年から始まり、徐々に増えていった出店数は今や約450店舗にものぼります。たくさんのお店、そしてお客さんによって今もなお歴史を刻み続けているのです。
ぜひ行ってみてくださいね。
基本情報
開催日/時間:毎月15日(雨天決行) 午前8時~午後4時
開催場所:百萬遍知恩寺境内 〒606-8225 京都府京都市左京区田中門前町103
手づくり市.COM http://www.tedukuri-ichi.com/
(立命館大学 国際関係学部 堀野未紗)