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緊急事態!大学のオンライン授業、みんなどうしてる?

こんにちは。西野です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。令和2年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって大学の授業は一変しています。そう、オンライン授業が急速に広がっているのです。
今回は京都学生広報部員の現状をオンラインで聞きつつ、オンライン授業に取り組むコツを考えていきたいと思います!

まずは授業の形式

――こんにちは!各大学のオンライン授業は現在どんな感じですか?
(田)立命館大学の2回生です。音声入りのパワーポイントで講義が提供され、オンデマンドでいつでも見られる授業が多いです。語学系の授業では課題の長文を和訳して答え合わせをするという受験勉強みたいなことをしています(笑)。
(嶋)同志社大学の2回生です。私もパワーポイントに先生が声を入れている形式が多いので、ルーズリーフに板書しながら授業を受けています!家で学校の授業がしっかり受けられるから自分のペースで学べるのがいいところです!

――なるほど、理系のおふたりはどうですか?
(市)スライドが配布されて、それを使って自習してから、課題を提出する形式が多いです(京都工芸繊維大学の2回生)。
(齋)私も動画がアップされてそれをみて課題を解いて提出とかですね。京都薬科大学はオンライン授業移行の判断が早かったので、もう慣れたもんです。

――同時双方向型の授業はどうでしょうか。
(嶋)「アカデミックスキル」という、少人数クラスのゼミ(演習。少人数で研究・発表などを行う)の前身のような授業があるんですが、そこで表現の仕方を元アナウンサーの先生から習っていて、ウェブ会議サービスのZoomを使って実際に挨拶やリアクションの練習をしています!!!
(西)ぼくの周りの学生(同志社大学)もZoomを使っています。やはりゼミや語学の授業で使う感じですね。先生方も初めての形式なので、1回目の授業は「お試し会」と位置づけたりしています。

オンライン授業ならではの悩み

――なるほど。オンライン授業を受けるにあたって課題というか、気になることはありますか?
(嶋)ビデオ会議での写りこみですね。部屋が映ったりするのが恥ずかしいので、背景を設定して見えないようにしています。

――双方向型の授業はプライバシーの管理が難しいですよね。ぼくも部屋の隅に「仮設スタジオ」を作っています。YouTuberになった気分です(笑)。
(西)あと個人的には精神面ですね。家で大学の勉強をするというのがどうもしっくりこないというか、意外なほどやる気が出ないもんです。家事との兼ね合いもありますしね。
また、勉強していくうえで孤独感のようなものも感じます。特に新入生はしんどいのではないでしょうか。
非常時なので変にハードルを上げずに、期限内に課題を提出できればよしと考えて勉強しています。
(山)私は課題の提出忘れが怖いです。立命館大学では定期試験がなくなったから、成績の中でもレポート試験とか日常の提出物の割合がバリ高いんですよね。気をつける予定です……。

みんなのオンライン授業攻略法

――ここからはみんなのオンライン授業の攻略法を聞いていきたいと思います!
(市)課題に気づかないことが1番怖いので、毎日こまめにポータルサイト(大学から授業や成績などの連絡が入るサイト)をチェックしてます。
あとは課題をため込まないように課題はその日に終わらせることですかね。課題とは別に小テストとして評価されるものもあるので、適当にやってはなりません。
(下)スケジュール管理大事ですよね!私は「科目名・課題が出された日付・種類。締切日」を明記したチェックリストをスマホのメモで作成して忘れないように気をつけています!

――課題のやり取りがこれまでとは異なる形式なので、何をいつまでにやるのか把握しにくいんですよね。先生方も試行錯誤されているのが伝わってきます……
(山)私はポータルサイトがパンクしてはいけないので、授業日よりも前にスライドなどが追加されてるかどうかを確認して早めに見ています。

――他には何かありますか?
(齋)これまではスライド40枚分のレジュメ(プリント)が配られていたんですけど、それを自分でコピーすると1回の講義で10枚とかコピーすることになるので、インクやコピー用紙をすごく消費するし印刷作業も時間がかかるんですよ。

――確かに。印刷代ってばかにならないですもんね。この間コンビニで印刷したら500円くらいかかって驚きました。
(齋)印刷は結構負担になるのでiPadでノートを取っている友達がいたのでわたしもそうしました!iPadを使って配信されたレジュメを見ながらそこに書き込みをしたりしています。

こんな感じです!iPadは字が汚くなるのが難点ですね……。
ちなみにチル部屋作り(過去記事参照)のために買ってきた映画用のプロジェクターをつないで見る日もありますよ。映画館みたいでいい雰囲気です。

――これはすごい!オンライン授業はしんどいこともあるけど、工夫次第で楽しくできそうですね!

読者のみなさんにメッセージ

――では最後に、コトカレ読者のみなさんへのメッセージをうかがいます。
(田)わたしは副専攻でフランス語の授業を取っているのですが、今はフランス語の先生とオンラインで熟語クイズをしたりメールをやり取りしたりしています。
上の写真はフランス語のノートに書いている好きな言葉です。
これはアランという哲学者が書いた「幸福論」の一節で、「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである」という意味です。
気持ちが落ち込みがちな日々ですが、気の持ちようで生活が変わることもあります。少しでも前を向いて頑張っていきましょう!

(全員)頑張りましょう!

 

皆さん、大丈夫ですか?
コロナが猛威を振るう中、読者の皆さんのことを案じています。
不自由なことも大変なこともあると思いますが、皆さんがコトカレの記事を読んで楽しんだり、今後の学校生活を想像してくれれば書き手として嬉しく思います。
いつかこの混乱が収まるまで、どうかご健康でお過ごしください。

 

(同志社大学 社会学部 西野洋史)

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