学生ライフ

先輩の失敗から学ぶ!受験直前の過ごし方

先輩の失敗から学ぶ!受験直前の過ごし方
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今年の冬は例年と比べると暖かいですね。
自転車通学が苦にならないくらいの寒さだなと感じています。

さて、この時期、高校3年生のみなさんは受験一色ですね。
自分の大学生活はどんなものになるのだろうという楽しみな気持ちと、「受験」という大きな挑戦に対して不安な気持ちが混ざり合っていると思います。

私は小学6年生の時に中学受験をして、エスカレーター式で大学まで進学しました。
入試当日は、幼いながらも「この1日で人生が決まるんだろうなあ」と考えていました。
辛かった思い出も、嬉しかった思い出も数えきれないほどあるので私にとって中学受験は何年経っても忘れられない出来事です。

受験直前にやるべきことはいくらでもあげられると思いますが、それは入試方式や志望校によって様々です。
「受験」はいつもと違う環境に身を置くことが多く、思いもよらないトラブルだって起こります。

そこで今回は、現役大学生が実際に受験前日や当日にやってしまった失敗談をまとめてみました。
先輩たちのエピソードを読むと、もしもの時も落ち着いて試験に向き合えるかも!?

ぜひ軽い気持ちで読んでみてください!

エピソード① ラジオを深夜に聞いていると

毎日国分太一さんのラジオを聴きながら勉強するのが習慣だった彼女。
試験前日もいつものようにラジオを聞いていました。

するとなんということでしょう!前に自分が投稿したコメントが読まれていたのです!!その瞬間から、浮かれてラジオに集中してしまいました。
「これは縁起がいい!」と思い、それから勉強せずに浮かれた気持ちのまま眠りについてしまったそうです。その結果、試験当日もラジオのことが頭から離れず、力を発揮できませんでした。

結論 好きなラジオで「ながら勉強」は難しい。

私もよく音楽を聴きながら勉強します。
学校の自習室で勉強するときなど特に、イヤホンをつけながら好きな歌を聞いています。
いざ集中して勉強しようとしても、ついつい音楽の方に気がいってしまいますよね。
息抜きのためや休憩のためにメリハリをつけてラジオや音楽を聞くことをおすすめします。(わかっているんですけどなかなか実行できないのが悩みです。)

エピソード② 推しに揺さぶられる心

ずっと推していたアイドルを追っかけていた彼女。
受験が終われば会いに行ける!とその日を心の支えにして勉強を頑張っていました。

しかし、12月。悲しいことに「推し」がグループから脱退、ついには事務所を退所してしまったのです。
「推し」のテレビや雑誌への出演どころか、何をしているかの情報も全く入ってこない……。
その時、勉強よりも「推し」の脱退に心が傾いていた彼女は、ショックのあまり、インターネットやSNSで、「推し」のかっこいい写真やアイドル時代のエピソードを調べすぎて勉強に全く手がつきませんでした。

結論 受験において「推し」を主軸にしてはいけない。

私も好きなバンドグループが解散してしまった時は、ずっとそのバンドの歌を聞いてSNSでみんなのコメントを調べて共感して、を繰り返していました。
普段のテストでも大きな影響が出るのにそんなことが受験直前に起こっていたら……、想像するだけでも不安になってしまいます。

この記事を読んでくれている中高生のみなさんのなかにも「推し」のアイドルや、大好きなバンドがいる方は多いと思います。受験期間はその「気持ち」とうまく向き合い、乗り越えていきましょう。

ちなみに、彼女に「推し」の話を聞くと、今でも悲しそうな顔をしています(笑)。

エピソード③ プレゼント

試験前日に母と姉からプレゼントをもらった彼女。
「中身は明日の試験前に開けてね!」と言われ、中身が気になるものの、その日は落ち着いて眠りにつきました。

そして試験当日。
英語のテストが始まる前に母と姉からもらったプレゼントを開けると、そこには大好きなキャラクターの形をした手作りクッキーが入っていたのです!
家族の優しさに感激し、受験会場、ましてや試験直前にも関わらず、彼女は号泣してしまいました。

その結果、英語のテストに手がつかず、過去最低点を叩き出してしまいました。
英語のテストは失敗したものの、それ以降は冷静さを取り戻し、家族の応援も力に変えて、志望校に無事合格しました!

結論 休憩中はリラックスして気持ちを落ち着かせよう!

話を聞いてすごくほっこりしてしまいました(笑)。
受験のような緊張した時ってすごく家族の優しさが心の支えになりますよね。
私は一人ぼっちの受験会場で食べた、お母さんお手製のシャケおにぎりの美味しさが今でも忘れません。

エピソード④ 飛行機が欠航!?

この日はとても寒く、多くの地域で雪が降り積もっていました。
彼女の試験会場は遠かったため、前日に飛行機で前乗りする予定でした。

いざ空港に着いて飛行機に乗ろうと思ったら!乗る予定だった飛行機が吹雪の影響で欠航に!受験会場に行けなかったら元も子もありません。
もう気持ちは勉強どころではありません。もはや笑うことしかできないくらい追い込まれた状況でした。
結果的には途中まで飛行機で行き、新幹線に乗って無事に着くことができました。

結論 余裕をもって行動しよう!

前乗りで行こうときちんと準備をしていたから、多少の気持ちの乱れはあったものの、突然の事態でも無事に受験会場に着くことができました。
もしもこれが前乗りではなく、当日に向かっていたらどうなっていたのか……。
考えると恐ろしいです。
天候の影響だけでなく、公共交通機関の乱れなどでも動揺してしまいますよね。

また、一般入試の時期はとても寒くて試験会場に着くまでに体が冷えてしまいます。手がかじかんでしまってペンが握れない!とならないためにも防寒対策もしっかりしましょう!
まさに、「備えあれば憂いなし」です。

さいごに

いかがでしたか?

みんなに取材してみると、本当にそんなことあるの?とツッコミたくなるエピソードばかりで驚きの連続でした。
それでもみんな、最終的にはどうにか受験を乗り越えています。

トラブルが起こって、焦ってしまったり、緊張してしまったり、集中できなかったり。
そうなるのは、あなただけではありません。
周りもみんな、プレッシャーを感じています。だから大丈夫。

小学校の時しか受験していない奴に何がわかるねん!と思うかもしれません。
確かに私は大学受験をしていないので、友達に大学受験の話を聞くと自分はそんなに頑張れたのかな、と思ってしまいます。

けれど「小学生の時に頑張った」私だからこそ、今、受験会場に向かおうとしている皆さんを見て、心底すごいなと思い、尊敬しています。
受験直前にこの記事を読んでくれている方は、こんな失敗をした人もいるんだな、と笑ってください。

どんな失敗も一年後には笑い話になります!
受験生のみなさん、頑張ってください!

 

(同志社大学 政策学部 嶋倉万由子)

この記事を書いた学生

かれんちゃん

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卒業生が執筆した記事はかれんが紹介しているよ!