大学野球観戦が友達作りにおすすめな理由
みなさんこんにちは!同志社大学2回生の梅垣です。みなさんは大学スポーツの試合を観戦したことはありますか?
大学スポーツにはサッカーやラグビーなどさまざまな競技がありますが、僕がご紹介したいのは大学野球!
なぜなら、大学野球は春と秋のリーグに分かれており、春は四月上旬(2020年度は6月6日以降に開幕予定)に開幕し、五月末まで戦いが続くので、新学期に出会った友達と仲良くなる絶好のチャンスなんです。
大学での友達作りについて、不安を抱えている方もいると思います。今は外出ができない時期ですが、先輩方の記事を読んで、大学生活の想像を膨らませるのも良いですね。
ぜひ大学スポーツを観に行くのは、楽しいということを知っていただけたら幸いです。
今回は「友達を作りたい人は新学期に大学野球を見に行くべし!」という大胆提言をする僕自身の経験談を交えつつ、大学野球や大学スポーツの魅力についてお話したいと思います。
もくじ
春の大学野球リーグ戦は友達作りの絶好のチャンス!
僕が初めて大学野球を見たのは大学生になってからで、入学して間もない5月に開催された同志社大学と立命館大学の試合でした。
野球と言えば“高校野球”のイメージが強かった僕ですが、キャンパスで試合のチラシをもらった時に、「大学に入ってからも同じ世代の人たちが活躍する姿をみられるんだ!目標に向かって頑張っている姿は刺激になるかも!」と思い、興味を持ちました。
とはいえ、大学野球を見に行くなら、やっぱり一緒に行く人が欲しい。
そこで、入学早々「周りの学生とどうやって話すきっかけを作るか」が重要な課題だった僕は、筆箱に野球選手のキーホルダーをつけて野球好きを密かにアピールしつつ、英語の少人数授業で出会った人が野球好きとわかるや否や、「大学のスポーツって気になるんやけど見に行かへん?」と勇気を出して誘ってみました。すると、僕らはすぐに意気投合!一緒に試合観戦に行くことができました。
臨場感あふれる生の試合
初めての大学野球観戦、そして、わかさスタジアム京都に初めて訪れた僕は、大勢のファンと応援団の大きな声援に圧倒されました!
試合前には両校のチアリーダーによるエール交換やダンスで観客は大盛り上がり、僕はお互いの応援団が大きな声援を送りあう姿に感動しました。
チームの応援が好き!という人も、スポーツ観戦の雰囲気が好き!という人も、一緒になって楽しめる。応援することでもっとそのスポーツを好きになれます。
野球には、生観戦でしか味わうことのできない魅力があります。
その一つはプレー中に聞こえてくる音です。
野球を生で観戦していると、たくさんの音が聞こえてきます。投手の投げたボールがキャッチャーのミットに収まる『パチッ』という音や、打者がボールを捉えたときに響く乾いた音。そして、選手同士の『さあ行け』という掛け声。この一つ一つの音が臨場感を生んでいると思います。
また、自分の目で選手のプレーを追いかけられるも生観戦ならですよね。『この場面は投手だけに注目して見よう』とか、『この場面は盗塁しそうだから走者の動きに注目しよう』といった見方をすると楽しめますよ。
そして一番の魅力は、観客と一体になれるということです。自分が応援している大学が、チャンスを作った場面を想像してみてください。
投手がボールを投げた。打者がスイングする。打球が相手の守備の間を抜けた。ランナーがホームに返ってくる。こんな風に、打球が抜けると会場がどっと沸くんです。この瞬間は本当に興奮しますし、みんなで盛り上がることができます。選手だけでなく、応援も一体となってこの雰囲気を作っていると思います。
生で観戦するからこそ感じられるこの感動は、本当にオススメです。
実は大学野球には高校野球につながる楽しみ方も。
大学野球では高校野球で活躍した選手が全国各地から集まってきます。選手紹介でも 「4番 バッター ○○くん ○○高校」のように、必ず出身高校がアナウンスされるんです。
同じ地元や出身高校の選手がいれば、親近感も湧きますよね。高校球児として活躍した選手が大学生になっても活躍している姿を見られるのも野球の楽しみ方の一つではないでしょうか。
京都学生広報部のウェブサイト「コトカレ」ではそんな選手の一人であり、大阪桐蔭高校が2018年に甲子園を春夏連覇した時のレギュラーで現在は同志社大学野球部で活躍されている青地斗舞選手を取材しました。
大学で野球をプレーする想いや、京都での学生生活について語ってくださっています。現役高校球児の皆さんにとっても大学でプレーする先輩のお話は参考になると思います。ぜひ読んでみてください!
https://kotocollege.jp/archives/17446
応援を通じて学校への理解が深まる
各大学にはそれぞれ応援団が組織されており、団長を中心にチアや吹奏楽なども含んだパフォーマンスを繰り広げています。また各大学には独自の校歌や応援歌が存在します。
そういえば、多くの大学では入学式で校歌を歌いますが、その後は歌う機会は少ないかもしれません。
でも、大学の校歌にはそれぞれ思いが込められています。
多くの大学スポーツの試合では、試合前に校歌を歌うことで大学の理念や精神を改めて知るきっかけになりますし、友達や先生方と共に歌い応援することで連帯感も生まれるはず。
「校歌覚えてないよ……」という人も安心してください。毎試合、入場する際に大学オリジナルの応援グッズを入口で配布しています。
ここで応援に必須のグッズを2つ紹介します!
まず紹介するのが「応援歌集」です。同志社大学の場合は、同志社女子大学なども含めた「同志社の歌」である《DOSHISHA COLLEGE SONG》や《DOSHISHA HEROES》といった応援歌など、
応援で歌うすべての歌が載っています。
これがあれば初めての観戦でも安心!僕自身、学校にこんな歌があったのか!?という発見がありました。
応援の際には歌詞を見ながら大声で歌いましょう。恥ずかしがってはいけません(笑)。
次に、スティックバルーンです。袋に入った状態でもらいました。
入場して席に着いたら、まずこれを膨らませましょう(笑)。
得点が入ったときは、スティックを思いっきり叩いて盛り上がりましょう。隣の人や周りの人と一体となれること間違いなしです。
スポーツは人をつなぐ
一番盛り上がるのはやはり得点の入る場面です。打球が外野に落ちてホームにランナーがかえってくると、球場がどっと沸きました。私は思わず友達とハイタッチしていました。
わかさスタジアム京都は京都の西側を流れる桂川のすぐそばにあり、5月ごろには爽やかな風を味わうことができます。野外での応援は気持ちいいものですし、その日はナイターの試合だったので、だんだんと日が落ちていく様子も楽しめました。
その日は残念ながら、同志社大学は敗れてしまいましたが、観戦後友達と一緒に食事に行って試合を振り返ったり、次に遊ぶ約束をしたりしました。
こうして僕は趣味の野球を通じて友達を見つけ、大学野球の観戦を通じて仲良くなることができました。さらに、大学の仲間と共に応援したことで自分の大学への愛着も増したように感じます。
スポーツの持つ「人をつなぐ力」によって、私の学生生活は豊かになったのです。
さいごに
いかがだったでしょうか。
毎年4月になると春季リーグが開幕します。誰かを試合観戦に誘うにはいくらかの勇気がいるかもしれませんが、見方によっては、新学期は友達と仲を深めるチャンスなのです。
詳しい日程については、関西学生野球連盟のホームページからご確認ください。
今回は大学野球を特集しましたが、野球以外にも、サッカー、ラグビーやアメフトなど、たくさんのスポーツがあります。みなさんも新学期に出会った友達と一緒にスポーツを観戦してみるのはいかがですか?
(文・写真 同志社大学 法学部 梅垣里樹人)