「自分の心に耳を傾けてほしい」ママチャリで花を売る女子大生の想い
どうもこんにちは、池田です。
就職活動が終わり、大学生活も残り半年とちょっと。
「学生最後」を良いことに遊びまくろうと企んでいた私の耳に『最近、京都で可愛い女子大生がママチャリで花を売っている』との噂が。
京都で女子大生が?ママチャリで花を?
なにそれ、面白そう!
早速インスタグラムで調べて見ると、
見つけた……!
ふむふむ、「移動花屋ami」って言うのか。
文章から柔らかい雰囲気が伝わってくるけど、生半可な気持ちじゃできるわけない。
なぜこの女子大生は京都で『移動花屋』を始めることにしたんだろう。
学生最後の夏休み、遊びまくるよりもこの大学生と会って話したほうが有意義だ!!!
そう思った私はインスタグラムを頼りにその方に会いに行ってみることにしました。
時刻は18時。ちょうど出店の時間。
鴨川を横目に人混みの中を歩いていき、四条大橋を渡るとそこには……。
いた!なんて素敵な笑顔なんだ……!(きゅん)
玉置 華子(たまき かこ)さん。
京都生まれ京都育ち。
同志社大学 政策学部の4回生。
「移動花屋ami」以外に①花屋さんでの接客 ②花の卸 ③塾講師の3つのアルバイトをしているそう。
そんな彼女は3回生の時に就職活動を通して自分の実力の無さを実感するとともに、人生の大事な分岐点を決めるには時間が足りないと思い、「自分づくり」のために1年間の休学を決意。
この期間で、花屋さんの夢を夢で終わらせぬように行動に移したそうです。
華奢で可愛い華子さんが作りだす柔らかな雰囲気。
「花のある生活はいかが??」と書かれた温かみのある看板。
ママチャリに乗せられた赤色のひまわりと緑色のバラ。
この光景に立ち止まる人も少なくありません。
横を通る人たちの「可愛い〜!」「移動花屋だって。」の声と視線に応え、「いかがですか?」と声をかける華子さん。
すでに常連さんもいて、「たくさんある花の中から今日は何にしようか、と話しながら一緒に選ぶのが楽しい」など、好評の声が届いているそう。
早速、私も自宅のリビングに飾る花を購入することに。
あれ、自宅用で透明のラッピングって珍しい!そう思ってお話を伺うと、
「ラッピングにこだわっていて。大抵自宅用だと茶色のクラフト用紙で、花が全然見えない状態で渡されるじゃないですか。花を買う時って心が踊るのに、ウキウキが半減するなと思って。自分へのご褒美とか、これで明日からも頑張ろうって心持ちのまま帰ってもらえるように中身が見える状態で渡したいんです。」
なるほど。素敵なこだわりに鳥肌が止まりません。
予算と家にある花瓶の長さに合わせて花束を作ってもらいました。
作っている間も何気ない話題で話しかけてくれるので、とても居心地がいい。
彼女の作り出す温かい空間には、きっと何か強い想いが関係しているはず。
そこで少しお話を聞かせていただきました。
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