四条通が、歩行者天国に

京都の夏を盛り上げる一大イベントといえば、「祇園祭」。
この時期になると、浴衣を着た多くの人達が京の夏を彩ります。
祇園祭の1か月の期間中、先祭期間中の7月15・16日の2日間は、四条通りかいわいが、歩行者天国になるということを聞きつけた私たちは早速、会場へ向かいました！

会場に到着すると、そこには多くの浴衣を着た人たちが！
人混みを抜けながら足を進め、四条大橋に差し掛かると、鴨川のほとりで夕涼みをする方を発見。
川辺に腰かけ、思い思いの時間を過ごされているよう。
風に吹かれ、ゆったりとした時間の中で、浴衣を着た素敵な人たちにインタビューをすることができました。

〈大学生・友達編〉

それぞれの大学に進んでも、仲は変わりません。

【名前】まなか　（写真　右）
【大学】同志社大学　グローバル・コミュニケーション学部　2回生
【ファッションポイント】浴衣に合わせて買った帯締め
【浴衣を選んだ理由】親の勧め
【購入・レンタルした場所】大型スーパーで購入
【浴衣を着ていて困ったこと】帯を作ること（親にやってもらった）
【なぜ祇園祭に来たのか】京都の有名なお祭りで、ずっと来たかったから
【一緒に来た相手との関係】高校の友達

【名前】みゆ
【大学】平安女学院大学　国際観光学部　2回生
【ファッションポイント】髪飾り、浴衣、マニキュアを紫で統一したこと
【浴衣を選んだ理由】朝顔の柄が、他の人とかぶりにくいと思ったから
【購入・レンタルした場所】大阪（梅田）で購入
【浴衣を着ていて困ったこと】着崩れしてしまうこと
【なぜ祇園祭に来たのか】京都で有名なお祭りだから

》おふたりの帯留め（帯につけるひも）がそれぞれ浴衣のアクセントになっていて、可愛らしかったです。全体の中にどこか同じ色を合わせれば、まとまりができるみたい。大学が離れても、祇園祭でこうして会うと話がさらに弾みますね！

学生最後の祇園祭。京都の時間を大切にしたい。

【名前】すずきゆき（写真　右）
【大学】同志社女子大学　現代社会学部　4回生
【ファッションポイント】大人っぽい雰囲気にしたところ
【浴衣を選んだ理由】浴衣を着てみると似合いそうだったから
【購入・レンタルした場所】レンタル、ONE
【浴衣を着ていて困ったこと】はだけること
【なぜ祇園祭に来たのか】2人とも地方出身で就職先も離れてしまうので、最後の思い出にしたいと思ったから
【一緒に来た相手との関係】大学の友達

【名前】いまむらもえ（写真　左）
【大学】同志社女子大学　現代社会学部　4回生
【ファッションポイント】ネイルとペディキュアを青で統一したところ
【浴衣を選んだ理由】青色の浴衣が素敵だったから
【購入・レンタルした場所】レンタル、ONE
【浴衣を着ていて困ったこと】汗でべたべたすること
【なぜ祇園祭に来たのか】4回生で最後の祇園祭だから

》おふたりの落ち着いた女性の雰囲気が、浴衣と合っていて素敵でした。髪飾りと帯締めを同じ色に合わせると、統一感が出てすっきりとした印象に。ショートの方でも、髪飾りを使うと華やかな印象にチェンジでき、参考になりました。4回生、最後の夏に祇園祭で素敵な思い出ができるといいですね。

株式会社キモノラボ
着物＆浴衣レンタルOne　HP（https://kimono-rental-one.com/ja）

〈大学生・カップル編〉

彼氏と憧れの祇園祭デート。浴衣は一緒に選びました。

【名前】はるな　（写真　右）
【大学】同志社大学　商学部　2回生
【ファッションポイント】白地に紫色の花
【浴衣を選んだ理由】候補の中で一番気に入ったから、帯の柄がかわいかったから
【購入・レンタルした場所】ネットで購入
【浴衣を着ていて困ったこと】食べるとお腹が苦しい（ラーメンを食べたばっかりで休憩中）
【なぜ祇園祭に来たのか】カップルで浴衣を着て祇園祭に行くことに、あこがれがあったから。屋台に行きたかったから。

【名前】ほい（写真　右）
【大学】龍谷大学　経済学部　3回生
【ファッションポイント】黒い浴衣。はるな「黒が似合うと思った」
【浴衣を選んだ理由】彼女に選んでもらった
【購入・レンタルした場所】ネットで購入（彼女と一緒）
【浴衣を着ていて困ったこと】靴擦れ（すでに絆創膏を貼っている）
【なぜ祇園祭に来たのか】彼女に誘われて（最初は人混みが嫌で断った）
【なれそめ】バイト先で出会って彼氏さんから告白

》おふたりの柔らかな雰囲気に惹かれた取材班。彼女さんの白地の浴衣がお似合いで素敵でした。また、髪を「くるりんぱ」でまとめ、最後に三つ編みをお団子にしてまとめるアップアレンジが、参考になりました。やはりカップルで浴衣を着て祇園祭に行くことは憧れですよね！お互いの普段と違った雰囲気にドキドキすること間違いなしです。

幸せな偶然です。祇園祭が2人を引き合わせたみたい。

【名前】こにちゃん（写真右）
【大学】畿央大学　健康栄養学科　4回生
【ファッションポイント】白地と赤の模様でメリハリを意識
【購入・レンタルした場所】大阪（天王寺）で購入
【浴衣を着ていて困ったこと】帯が緩んでくる
【なぜ祇園祭に来たのか】友達と約束して祇園祭に来ました。そこで偶然、彼氏と出会いました。こんなに人が多い中、会うことができて驚きましたが嬉しいです。

【名前】けんちゃん（写真左）
【大学】関西医科大学　医学部　2回生
【ファッションポイント】赤絞り
【浴衣を選んだ理由】去年に引き続き、赤をメインに選びました。
【購入・レンタルした場所】レンタル、ONE
【浴衣を着ていて困ったこと】草履が痛い
【なぜ祇園祭に来たのか】友達と約束して、祇園祭に来ました。そこで偶然、彼女と出会いました。今から友達と遊びますが、大阪から京都まで来たので楽しみたいです。

》素敵な偶然に出会うことを「セレンディピティ」と言いますよね。まさにおふたりそのものだと思いました。祇園祭に行くと、幸せな偶然が待っているかも！

株式会社キモノラボ
着物＆浴衣レンタルONE（https://kimono-rental-one.com/ja）

〈大学生・グループ編〉

大学の部活仲間です！“ザ・青春”を感じる爽やかさ

【大学】関西医科大学
【一緒に来た相手との関係】大学のゴルフ部仲間

》ここで、先ほど取材させていただいた彼氏さん（けんちゃん、写真右上）のお友達が合流！浴衣を着られて普段とは違う雰囲気に、皆さんドキドキされている様子。このように大人数で大切な友達と一緒に祇園祭に来るのも楽しそうですね。

》ここからは特別編。取材陣が気になった素敵な浴衣姿の皆さんをご紹介！

〈社会人・友達編〉

浴衣の牡丹柄はおそろい。鮮やかな色を選びました。

【名前】るい（写真　左）
【職業】社会人2年目　大阪で銀行勤務
【ファッションポイント】鮮やかなところ
【浴衣を選んだ理由】牡丹柄が気に入ったから
【購入・レンタルした場所】レンタル、京都華心
【浴衣を着ていて困ったこと】歩幅が狭いので階段を上がるのが大変、蒸れる
【なぜ祇園祭に来たのか】京都を浴衣で散策しようかなと思ったから
【一緒に来た相手との関係】高校の友達

》一際目を引く、素敵な浴衣を身に着けた女性を発見！鮮やかなのに、モダンな雰囲気があり、大人の女性にぴったりの浴衣だと思いました。また、髪飾りも大きな花がワンポイントになっていて、浴衣の牡丹柄とお似合いでした。さりげなくおそろいのコーデもこだわりを感じます。

京都華心　きものレンタル（http://www.kyoto-kashin.com/）

〈社会人・グループ編〉

中学時代の陸上部の友達と、浴衣を着て京都へ。

【名前】あみさん（写真　一番左）
【職業】アパレル関係
【ファッションポイント】髪ゴムと浴衣の色を合わせました
【浴衣を選んだ理由】レンタルショップの店員さんにおススメされたから
【購入・レンタルした場所】レンタル、wargo
【浴衣を着ていて困ったこと】浴衣の帯をきつく締めなかったら、大変ではない
【なぜ祇園祭に来たのか】兵庫県から旅行で来た
【一緒に来た相手との関係】中学時代の陸上部の友達です。長距離をしていました。

》珍しい色の浴衣を発見！若草色の浴衣にサングラスを合わせ、個性が光るスタイル。社会人になっても、一緒に汗を流した友情は変わらずそのままで、素敵な方々でした。

京都きものレンタルwargo（https://kyotokimono-rental.com/）

中高の仲良しグループで来ました。いつまでも笑える仲。

【名前】よっぴさん（写真　左2番目）グループ
【大学】奈良教育大学　教育学研究科2回生
【ファッションポイント】先週切ったばかりの髪の毛（バッサリ切ったそう）
【購入・レンタルした場所】レンタル、京あるき
【みんなで来てどんな気分？】みんなと京都を浴衣で歩きたかったから嬉しい
【一緒に来た相手との関係】中学、高校の同級生

》大学生のよっぴさんは、今日は洋服でお友達と祇園祭に参加されたとのこと。代表してインタビューさせていただきました。浴衣を着たお友達を含め、爽やかで優しい雰囲気が、コーディネートに合っていると感じました。

株式会社　京繊
京都の着物レンタルショップ　京あるき（http://www.arthousetexas.org/）

まとめ

特別な時にしか着ることのない浴衣。
京都の祇園祭を浴衣で過ごすことは、やはり憧れるという方が多かったです。
取材を通じて素敵なお話もお伺いすることができました。京都在住ながらも祇園祭に来たのは今回が初めてですが、先祭ということもあり、人がたくさんいたことが一番の驚きでした。一方で、祇園祭の熱気や普段は車道である道が時間帯によって歩行者天国になること、また浴衣を身に着けた多くの素敵な人たちを見て、いつもとは違った「京都」を感じることができました！
取材に協力していただいた皆さん、本当にありがとうございました！

（佛教大学 社会学部 唐澤葵衣）