【学生が彩る京都の冬】平安女学院大学の『アグネス・イルミネーション』は奥が深い!
もくじ
今年のテーマは「飛翔~輝く未来と大空へ~」
平安女学院大学京都キャンパスで学ぶのは、国際観光学部の学生たち。
海外留学を経験する学生も多く、今年のイルミネーションでは、空港で飛行機を待つ時のワクワク感、アナウンスが流れるときの気持ちの高揚を表現したそうです。
飛行機の尾翼近くにある青と白のイルミネーションは、日本の「富士山」をイメージ。
またよく見ると、飛行機のエンジンは4つとも動いています!
飛行機が向かう先にあるのは、イタリアの「ピサの斜塔」、ギリシャの「パルテノン神殿」、フランスの「凱旋門」。まさに日本から世界へ飛び立つ飛行機です!
撮影スポットはココ!
イルミネーション委員会の東村さんにおすすめ撮影スポットを聞くと、「やはり飛行機をメインに撮るのが今年のおすすめ」とのこと。
ちなみに「インカメ」の場合は、写真のように、レンガの柱を利用してタイマーを設定すると、イルミネーション全体と自分たちをバランスよく撮影することができます!
LED電球とペットボトルが織りなす“エコなイルミネーション”
今年はメインの飛行機だけで約500本、その他の装飾を合わせると2500本を超えるペットボトルを使っているとか…。想像するだけで気の遠くなるような数のペットボトルを、1つ1つ丁寧に洗浄・加工していると聞いて、イルミネーション制作にかける情熱に圧倒されました。
「好きだから挑戦する!」
「失敗しても諦めないで何度でもやり直す!」
「自分たちも、来場者も笑顔に」
という“まっすぐな優しい気持ち”でした。
手作りイルミネーションに憧れて
今回案内してくださった東村さんは、高校2年生の冬、オープンキャンパスで『アグネス・イルミネーション』の存在を知ったのだそうです。オープンキャンパスで「アグネス・イルミネーション点灯体験」(※1)に立ちあい、
「私も入学して、イルミネーション委員会に入って、イルミネーションを作る!」
と決意し、その翌年、平安女学院大学に合格。晴れてイルミネーション委員会に入ったというエピソードを聞かせていただきました。
(※1 アグネス・イルミネーション点灯体験 : 平安女学院大学では、毎年クリスマスの時期にオープンキャンパスが開催され、そこで高校生たちはイルミネーションの点灯体験ができます。今年の開催日は、2015年12月23日(水・祝))
たくさんの人に幸せな気持ちになってほしい
2001年のアメリカでの同時多発テロをきっかけに、キャンパスに手づくりの『ピース☆ツリー』が飾られるようになり、2005年からは『アグネス・イルミネーション』として本格的な装飾が始まりました。
昨年記念すべき10周年を迎え、今回で11回目の開催となります。
今年は特に、戦争やテロ、そして平和について考えることが多い1年だったのではないかと思い、20年目へ向けた新たな1歩として制作に取り組んだそうです。
『アグネス・イルミネーション』のシンボルである「ピース☆ツリー」は、324本のペットボトルで制作されており、1つ1つに平和へのメッセージが書かれています。
毎年テーマや装飾が変わっても、その根底にある「平和への願い」そして「イルミネーションを見る人たちの幸せを願う気持ち」は、先輩から後輩へと変わらず受け継がれています。
おすすめコースは…
いかがでしたか?
今回は東村さんのおすすめ、南側からキャンパスに入るコースで会場をまわりました。
行かれる際は、ぜひ参考にしてみてください!
心あたたまる『アグネス・イルミネーション』へ行こう!
女子大生手作りの綺麗で温かい“平和の灯”に、あなたも包まれてみませんか?
アグネス・イルミネーション 2015
開催期間:2015年11月22日(日)~2015年12月25日(金)
開催時間:16時30分~21時
会場:平安女学院大学 京都キャンパス一帯(京都市上京区烏丸通下立売西入)
[平安女学院大学 公式Webサイト]http://www.heian.ac.jp/
(文:京都女子大学 文学部 坂井華海)
(写真:立命館大学 政策科学部 中司陽大)