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【京都大学生図鑑 vol.4】世界への扉 鍵を握るのは「今を楽しむ」姿勢(同志社大学 留学生 ヒジュさん)

【京都大学生図鑑 vol.4】世界への扉 鍵を握るのは「今を楽しむ」姿勢(同志社大学 留学生 ヒジュさん)
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人口の約1割を学生が占める京都市には、多くの留学生が暮らしています。その数は3年連続(令和5~7年度)で過去最多を更新するなど、留学生は「学生のまち・京都」を語るうえで欠かせない存在です。そこで今回は、同志社大学に通う韓国からの留学生、ヒジュさんにインタビューさせていただきました。
今の自分を変えたいあなたに捧ぐ! 未来を切り拓く秘訣に迫った記事です!

「日本行かないと」 きっかけはアニメから

 

――ヒジュさん、今日はよろしくお願いします! さっそくですが、日本への留学を決意されたきっかけを教えてください。
日本のアニメが好きで、日本に留学したいと思うようになりました。
韓国の大学受験は競争が激しく大変なことで知られていますが、受験勉強で辛い時や忙しい時に心の支えになったのがアニメでした。それに加えて海外で暮らすことへの憧れもあり、大学進学後は日本への留学を志すようになりました。
「日本へ行かないと!」という使命感にも似た思いでした。

――そうだったんですね! ちなみに、日本の数ある大学の中から京都の大学を選んでくださった理由はありますか?
都会の便利さと田舎の暖かさを兼ね備えているところに惹かれました。また、留学という限られた時間の中で、できるだけたくさん日本の文化に触れたいと思い、豊かな歴史が日常に馴染んでいる京都を選びました。
京都は観光地がたくさんあるうえに、ほかの地域へのアクセスが良いのも魅力的です。授業後に気軽に観光を楽しめます。
あと、韓国では韓国人と関西人は性格が似ている部分があると言われていて、そんなところにも親しみを感じて京都の大学を選びました。

――韓国と関西にそんな共通点があったとは知りませんでした。一方で韓国と日本の文化の違いも感じましたか?
様々な場面で感じました。例えば、韓国では食事の際にお皿は食卓に置いたまま食べるのですが、日本ではお皿を持つことに驚きました。他にも、日本の大学にはランチタイムがあるのが韓国との違いだなと思いました。韓国は高校までは昼休みがあるのですが大学では設定されていなくて、各自で時間を見つけて昼食をとります。

――それほど文化が異なると、カルチャーショックやホームシックも経験されたのではないですか?
文化の違いは実感しましたが、ショックは受けませんでした。長期休暇に一度帰国したことに加えてビデオチャットをしていたこともあり、ホームシックも特に経験しませんでした。毎日楽しすぎて、当初は半年の予定だった留学期間をさらに半年延長したほどです。
これは留学に限らず言えることですが、「終わりがあるから美しい」という言葉をモットーに「今」を楽しむことを大切にしています。そのため、慣れない暮らしや文化も含め、何事もポジティブに捉えられました。

楽しむ姿勢が、道をひらく

――日本語がとてもお上手ですね! 語学学習の方法を伺いたいです。
わたしの場合はアニメを通して日本語の知識をインプットしていました。いわゆる「勉強」という感覚ではなく、あくまでも趣味の一環として日本語に触れていたのが、学習を続けられた秘訣かもしれません。
楽しみながらたくさん日本語に触れていました。受験期は勉強で忙しく、人と話す機会が少なかったので、韓国にいながら日本語を聞く時間の方が長かったぐらいです。すると、ひらがなや漢字を覚えるよりも先に聞き取れるようになり、大学入学後に日本語の資格取得に向けて勉強する中で文字を覚えました。
あとは、無料の言語交換アプリを活用して日本人と電話したり、アルバイト先が観光地にある店だったので日本人観光客の方と会話したりするといった形でアウトプットしていました。
使える言語が一つ増えるとその言語でやり取りされる情報が直接得られるので、世界が広がります。

――留学を経験して、ご自身の内面や考え方に変化はありましたか?
はい。以前よりも性格が明るくなったと言われました。留学前はどちらかというと聞き手に回ることが多くて静かなタイプだったのですが、せっかく留学するならたくさん日本語を喋りたいと思い、自分から話しかける練習をしました。
留学中も積極的に日本の学生とコミュニケーションをとっていました。同志社大学にはグローバルビレッジといって、留学生と日本の学生が交流できる場所があるのですが、そこに行って他国からの留学生や日本の学生たちと仲良くなりました。
明るく、前向きな姿勢でいることで様々な機会に恵まれたので、帰国後もこの積極性を大事にしていきたいです。

――留学の経験をどのように将来につなげたいですか?
色々迷っていますが、日本での就職にも興味があります。
留学を経て言語を通して人とつながることや世界が広がることのおもしろさを実感したので、日本語のほかにも中国語か英語を勉強して、日本を含む海外のホテルや空港で働いてみたいです。
また、留学したことで韓国の良い所や課題を抱える点を客観的に見ることができるようになったので、その視点や経験を生かして活躍したいです。

外に出よう! 世界を見る視点が変わる

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
少しでも留学に興味があるなら、絶対に行くべきです。世界を見る視点が変わります。自分の国から一歩外に出ると、それまでの自分にとっての常識を覆すような様々な意見や価値観に出会って成長できます。
先日、日本人のパスポートの発行率が低いという記事を目にしました。韓国のような海を挟んで隣の国でも全く違う文化があるので、国内旅行だけで満足してしまうのはもったいない気がします。近くの国や短い期間でもいいので、ぜひ一歩を踏み出して外に出てみて欲しいです。

終わりに

ヒジュさんにお話を伺って特に印象的だったのが、タイトルにもある通り「今を楽しむ」という言葉です。目の前にあるものを大切にする姿勢が、豊かな未来の礎となることに気づかされました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆さまの未来がより良いものでありますように!

(取材・文:同志社大学 文学部 成重かな)

(取材:龍谷大学 国際学部 長谷川慶)

この記事を書いた学生

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成重かな

同志社大学

読書と旅行、スイーツが好きです