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スムーズに京都観光を楽しむコツを紹介

スムーズに京都観光を楽しむコツを紹介
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古き良き伝統が今も残っている京都。観光名所が多くあり毎日たくさんの観光客であふれかえっています。そこで今回は実際に生活してみて気づいた、京都旅行に来る前に知っておいたほうが便利な情報をいくつか紹介していきます。

通り名で伝えられると京都ツウ?タクシー運転手への行き先の伝え方

私が京都に来て驚いたことが、タクシーを利用した時の住所の伝え方についてです。
京都は道路が碁盤の目状になっており、住所に通りの名前が入っています。京都駅の住所を例にとると、「下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町」という住所で、“烏丸通り”と“塩小路”という二つの通りの名前が入っています。
しかし、地図アプリなどにはその通りの名前が省略して書かれていることが多くあります。
京都は同じ名前の町がいくつもあるので、通り名が省略されてしまうとどの通りの町なのか判断することができなくなってしまいます。そのため、通りの名前もセットで伝えると確実に伝わります。

 

地下鉄やバスを使うなら、一日乗車券がお得!

京都市交通局ではとてもお得な一日乗車券が販売されています。1日にバスや地下鉄を何度も乗り降りするのであれば、こちらの乗車券がおすすめです!

京都市交通局が販売している一日乗車券は4種類あります。
① 地下鉄・バス1日券(大人1100円、小児550円)
京都市営地下鉄・市営バス全線、京都バス(一部路線を除く)、京阪バス(一部路線を除く)、JRバス(一部路線を除く)が1日乗り放題で京都市内のほぼ全域をこの1枚の乗車券で回れるのでとてもお得!地下鉄とバスを上手に組み合わせて移動すれば時間短縮ができ、効率よく移動できます。京都市内の約60箇所の施設で割引等の優待が受けられるのも嬉しいポイント。観光にもお出かけにも大変便利でお得な乗車券です。

② 地下鉄1日券(大人800円、小児400円)
京都市営地下鉄全線が1日間乗り降り自由。地下鉄だけで移動を考えているならこちらがお得ですね。ご利用日当日に、地下鉄沿線の主要観光施設で優待特典が受けられます。

③ 京都地下鉄・嵐電1dayチケット(1300円大人券のみ)
京都市営地下鉄全線と嵐電(京福電車)全線が1日乗り放題で利用できます。チケット1枚で京都の東西南北がスムーズに移動でき、観光名所が集まる両沿線を満喫できます。

④ 地下鉄&えいでん鞍馬・貴船日帰り切符(2000円大人券のみ)
京都市営地下鉄、京阪電車(三条駅~出町柳駅間)、叡山電車が利用できます。鞍馬、貴船をはじめ岩倉、一乗寺など、地下鉄沿線から京都洛北への観光に便利でお得な乗車券です。叡山電車沿線の社寺や店舗・施設で優待特典があります。

このように、京都市では目的地に合わせて便利で効率的に移動できるお得な乗車券が販売されています。観光だけでなく、日々の移動でも使えるので、ぜひチェックしてみてください。

市バスは便利だけど時間に余裕を持とう

市バスは路線が多く運賃も230円のため、観光する際にバスを利用する人も多くいます。
しかし、市バスは道路状況により遅延してしまうこともあります。乗り換えなどの予定を詰めて立ててしまうと、バスが遅延していて乗り換えが上手くできないなどの問題が起きてしまう可能性があります。
他にも、バス乗り場が複数あるバス停もあります。京都はバスの路線が多いため、大きなバス停にはABCなど少しずつ異なる乗り場があるんです。
バスを利用する際は、バス停の名前だけではなく、どの乗り場なのかまで確認しておくとスムーズに観光できます。

撮影禁止の観光地も要チェック
京都は観光名所が多くあり、その街並みを写真に収めたいと、たくさんの人がカメラを構えています。
しかし、京都の観光地には撮影禁止エリアがあります。その一つが祇園です。
通りには、私道での撮影を禁止した大きな看板が立てられています。舞妓さんへの付きまといや道に広がって撮影するなどの迷惑行為を防止するものとして、地域の協議会が設置したものです。
舞妓さんや芸妓さんを見る機会も少なく、写真を撮りたくなる気持ちもわかります。しかし、舞妓さんや芸妓さんを無許可で撮影することは禁止されています。一言声をかけて、許可をもらって写真撮影を行いましょう。

また、寺社仏閣での撮影にも注意が必要です。お寺や神社などは本来信仰の場であり、神聖な場所です。そのような場にふさわしくない撮影は避けるべきでしょう。
それぞれの寺社仏閣で、撮影に関しての注意書きがある場合はしっかり読んでマナーを守って参拝しましょう。

さいごに

この記事では、京都観光の前に知っておいたほうが便利なポイントを紹介しました。
京都観光に来る際は、一日乗車券などを使ってお得に京都の観光名所を回ってみてください!

(京都女子大学 心理共生学部 永田穂)

この記事を書いた学生

永田穂

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京都女子大学 心理共生学部

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