【京都観光】京都在住の大学生が、北野天満宮の楽しみ方を調査してみた!
京都市上京区にある北野天満宮は、平安時代に創建され、長い歴史を持つ由緒ある神社です。
古くから「北野の天神さま」と親しまれ、今でも多くの人が訪れています。
この記事を書くにあたり実際に北野天満宮を訪れてみて、この神社ならではの2つの楽しみ方を発見しました。
その魅力をたっぷりとご紹介します!
もくじ
菅原道真公にお参りする
ご存じの方も多いと思いますが、北野天満宮は、学問の神様として信仰される菅原道真公を御祭神として祀っています。
今でもその信仰は続いており、学業成就のご利益を求めて全国から多くの参拝客が訪れます。
今回訪れた際にも、境内にはたくさんの修学旅行生の姿が!
それぞれの夢を思い浮かべながらお参りされているようでした。
さらに境内の奥に進むと、多くの絵馬が奉納されています。絵馬には、「志望校や試験に合格したい」という願いがたくさん書かれていました。
学業成就のご利益について神職さんにお話を聞いたところ、「お参りをしてすぐに賢くなるということはありません。菅原道真公も努力して優れた学者になられたので、願い事が叶うかどうかは本人の努力次第です」ということでした。お参りをしても、努力しなければ願いは叶わないということですね。
しかし、こうも教えていただきました。
「お参りをすることで、神様に助けていただいていると実感して、試験などに臨むことができます」
これは心強いお言葉!確かに神殿の前に立ってお祈りをすると、パワーを分けてもらえたと感じることができますね!
菅原道真公は学問の信仰が広く知られていますが、実は文化や武芸の面でも高い評価を受けているんです。数多くの和歌を詠んだほか、弓を射れば百発百中だったとか。
そんな菅原道真公のご神徳に触れ、叶えたいことを思い浮かべながらお参りしてみませんか?
豊かな自然を楽しむ
境内にある様々な植物の中でも、一番有名なのが梅ではないでしょうか。
梅は菅原道真公が愛していた植物で、境内に50種・1,500本あるという梅の木が春に一斉に花を咲かせる姿は圧巻です。
今回訪れたのは5月だったのですが、木を見ると梅の実がなっていました!
ちなみにこの梅は、収穫したあと大福梅として12月13日に授与されるそうですよ。
梅の他に有名な植物としては、もみじがあります。
秋の紅葉もきれいなんですが、私がおすすめしたいのは春から初夏にかけての青もみじです。
赤い橋とのコントラストが美しい青もみじ(提供:北野天満宮)
神職さんに伺うと、実は青もみじは最近になって公開されたので、すでにより多くの人に知られている秋の紅葉の方が有名なんだとか。
新緑が美しいこの時期のもみじ苑は静かで、小鳥のさえずりや川のせせらぎを楽しむことができました。まさに、知られざる穴場スポットですね!
秋の紅葉は、こちらの記事で紹介しています!
さいごに
今回は、実際に北野天満宮を訪れて見つけた楽しみ方をご紹介しました。
もちろん、訪れた人の数だけ楽しみ方はあります。北野天満宮は境内が広く、この記事では紹介できなかったスポットもたくさんあります。
京都に来られた際はぜひ北野天満宮を訪れて、歴史と自然が織り成す素晴らしい時間を過ごしてみてくださいね!
北野天満宮の権禰宜の方にインタビューした記事はこちら!
(同志社大学 法学部 足立隼太郎)