オンライン留学のすすめ
こんにちは。新学期が始まって約2か月が経ち、新しい生活に慣れてきた頃だと思いますが、みなさんはどのように過ごしていますか?バイトやサークルで新しいことを始めたいと思っている人や、やりたいことが見つからず迷走している人、さまざまだと思います。
今回は、コロナ禍でも語学力向上や異文化交流ができるオンライン留学について紹介したいと思います!この記事がみなさんの選択肢を広げるきっかけになると嬉しいです!
もくじ
オンライン留学とは?
オンライン留学とは、自宅にいながら海外留学ができるプログラムのことで、世界中の教育機関でこのサービスが提供されています。現地の大学生と一緒に専門的な授業を受けるものや文化をメインに学ぶものなど種類も豊富なので、自分の留学の目的に合わせて選ぶことができます。
実際に私は、2021年8月に韓国の慶北大学校のオンラインサマースクールに参加しました。これは、韓国の言語と文化を学ぶことを目的とした2週間のプログラムで、日本や中国、ロシアなど多くの国から学生が参加していました。
韓国を留学先として選んだ理由は、高校生の時にも韓国の学生との交流イベントに参加したことがあり、そのときから自分がどのくらい成長したか知りたかったからです。内容は3部制になっており、最初の60分は現地の学生の韓国文化に関するプレゼンを聞き、次の90分はレベル別の韓国語の授業を受け、最後の60分は15人程度のグループ活動を行いました。
プログラムの内容
韓国語の授業は初級と中級に分かれており、初級はハングルを学んだ後に簡単な日常会話を練習し、中級は講師との対話を重視しながらより発展的な内容を学ぶというものでした。私は、TOPIK(韓国語能力試験)の初級を取得し、中級の勉強をしているところだったので、中級の授業に参加しましたが、講義のレベルや他の学生のレベルはちょうどよいと感じました。シラバスを読んで事前に資格を取っておくと、授業についていけないということはないと思います。
グループ活動では、日本語が堪能なメンターさんが、その日のプレゼンに関連した内容について話したり、質問を受けたりしてくださいました。韓国の入試事情やデリバリーサービス、流行している日本のものなど、住んでみないとわからないことを知ることができたところはとても良かったです!
海外大学生、ここがすごい!
韓国の学生によるプレゼンは英語で行われたのですが、そのレベルの高さに本当に驚きました!私自身、英語はリーディングとライティング中心で勉強していたため、スピーキングは自信が無いのですが、韓国の学生たちはファッションや音楽、映画など自国の文化についてとてもわかりやすく説明していて、私ももっと頑張らなくては、と痛感しました……。
韓国の大学に留学経験がある方のブログを読むと、「韓国ではパワーポイントのデザインやフォントにこだわり、全体に統一感を持たせることは当たり前!」という言葉をよく見るのですが、実際その通りで、スライドや動画といったプレゼン資料はとても手が込んでいて、伝え方の面でも多くのことを学ぶことができました!
最後に
オンライン留学は、現地での生活を経験できないというデメリットがあるものの、それ以上に多くのものを得ることができます。さまざまな国に住む、自分と同じ年代の人たちがどんな生活をしていて、どんなことを学んでいるのか。そのようなことを考えるのは、自分の価値観を深められる貴重な機会になります。
しかし、気をつけなければならない点として、夏休みにあるプログラムでも、大学を通しての応募は何か月も前に行われる場合が多いので、定期的にお知らせを確認し早めに準備をすることをおすすめします!
(京都大学 文学部 角田景織子)