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【vol.1】旅するコトカレ(北海道)函館大谷高等学校に行ってきた

【vol.1】旅するコトカレ(北海道)函館大谷高等学校に行ってきた
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『今、大学生で一人暮らしですか?』
『高校生の時にどんなことを大切に勉強してきましたか?』
『大学生の時間割はどんな仕組みですか?』

新たな一歩を踏み出す時、人はワクワクするし、不安になったりドキドキします。
生徒は大学進学を目の前に、これからやりたいこと、それをうまく形にできる場所を探す日々。

そんな時、もっとフラットな目線で考えてみたら。
たとえば、そこに住む大学生と話をしたり、自分がもしその土地にいたらと想像をする、とか。

私たち京都学生広報部は、京都の大学生です。
全国の中高生の皆さんに「京都の大学に行きたい」「京都で学生生活を送りたい」
と思ってもらえるよう、京都の大学生が取材・記事執筆を行い、Webサイト「コトカレ」から、京都のリアルな大学生活を発信しています。

京都内の活動だけでなく全国の中高生の皆さんとより接点を増やし、日本の各地で中高生の話を聞いてみたいと思いました。

そこで、「全国の中高生に会いに行きたい」をコンセプトに「旅するコトカレ」プロジェクトを立ち上げました。
旅するコトカレvol.1 (北海道)函館大谷高等学校に行ってきた

今回、取材にご協力いただいたのは函館大谷高等学校の皆さんです。
函館大谷高等学校は今年で設立130周年を迎える伝統校。

取材当日、天候は雲ひとつないすっきりとした青空!
「今からどんな高校生と出会えるのだろう」と期待に胸が膨らみます。

旅するコトカレvol.1 (北海道)函館大谷高等学校に行ってきた
左から中村椿さん(3年生)、磯田優衣菜さん(2年生)、井口未海さん(3年生)

取材協力をしてくださったのは、生徒会活動をしている3人です。

京都の印象について

――これまで京都を訪れたきっかけや、京都の印象を聞かせてください

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椿さん:今年の3月に大谷系列の全国の高校が京都に集まる機会があって、そこで京都に行きました。お寺に泊まったのですが、雑巾がけをしたり、講師からお話を聞いたり、生徒から逆に質問をしたりといろんな話をしました。また、お寺以外にも京都駅や京都の大谷大学を見学に行きました。京都の印象は、3月でしたが気温が違いすぎて…。とても暑かったです。

未海さん:私は京都に行った事がないのですが、印象は『和風』。日本らしいイメージです。京都の建物だったり、着物の印象が大きいです。

優衣菜さん:最初は、落ち着いた印象だと思っていました。でも実際に京都へ行ってみると、函館のバスと違って乗っている人数も多いし、人口が多いなって。移動は京都市内の地下鉄を利用しました。地下鉄に乗ったのが初めてだったので、暗いなっていう感じがしました。

大学生になったら楽しみなこと 興味があること

――大学生でやりたいこと、楽しみなこと、興味があることはありますか
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椿さん:サークル活動をしたいです。生徒会の活動で高校の行事の企画・運営や、話し合いとかをしてきたから、それを活かせる場があればいいなって思います。大学生になって、またさらに上のレベルで物事を決めたいです。

未海さん:アルバイトをしたいです。まだやったことがないから、やってみたいなって思います。大学生なので夜は居酒屋とかで働いて、土日とかのお昼はコンビニで働くとか…。

お金を貯めたら、ちゃんと学費に回したいです。遊ぶのにもお金がかかるので、先にお金を貯めてからかなぁ。

――すごくしっかりしてるね!アルバイトの内容を聞いていると、多分、ここに住んでいる周辺のお店が関係しているのかな。

未海さん:そうですね。

――実は大学生だからできるアルバイトや、大学生だからこそ活かせるアルバイトがいっぱいあって。例えば、祭礼行事のスタッフだったり、修学旅行生に京都市内の観光案内をしたり。他には、忙しい中でも、大学内の食堂やコンビニで働いて隙間時間を活用している子もいるよ。

優衣菜さん:基本、私は人と話したり、人と接することが好きだから、大学に進んでもいろんな人と接してコミュニケーションをとりたいなって思います。

きっかけは、今年の3月に京都へ行ったときです。京都の大谷高校の子とか全国から系列高校のみんなが集まって、自分たちの生徒会はこんなことをしてるんだっていう活動の紹介や、こっちはこういう方言があるとか、そういう話をしたときに、改めて人と話すって面白いなって感じました。

高校生3人から質問

――3人から逆に、質問はありますか
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椿さん:大学生の勉強ってどうなるんですか。

高校って時間割が決められてるじゃないですか。大学生になったら自分で授業をつくるっていう話を聞いて…。
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――うん。大学生になると自分で時間割を決めるよ。授業の決め方は学部や学科、学年によるかもしれない。1年生は基礎科目っていうのがあって英語や、その大学が必要とする科目を取ることが基本。

履修科目から、卒業までに必要な科目と自分が学びたい授業をピックアップして、1週間の授業を組んでいくイメージかな。そこで自分の行く授業が決まっていく。

詳しくは、「コトカレ」サイトに大学生の授業の仕組みや、時間割の記事が載ってるよ!
学年が上がるにつれて取得する授業の量も変わってくるかな。

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未海さん:今、大学生で、一人暮らしですか?

大学生になって多分一人暮らしになると思うので、どうなのかなと思って。自炊をしてみたいです。一人暮らしをしたい気持ちはあるんですが、光熱費とか、色々と払っていけるかなっていう不安があって。すごい高いですよね。

――えぇ、現実的!アルバイトのことも含めてしっかり考えていてすごいね。私は実家から大学に通っているんだけど、一人暮らしは未だに憧れるな。

またまた紹介なんだけど、「コトカレ」サイトには「下宿生必見!電気代節約術を聞いてみた」っていう記事があるから参考になりそう。

じゃあ、近辺の大学じゃなくて県外もしくは函館以外で大学を考えているのかな。

大学の進学の基準でなにか大切にしているのはある?

未海さん:住みやすさです。 あんまりがやがやしている場所が好きじゃないから。人やマンションの音とか気になります。
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優衣菜さん:高校生の時にどんなことを大切に勉強してきましたか

今高校2年生で、まだ進路のこととかあまり実感がわいてこないんですけど、

私は、看護系の方に進みたくて、助産師になりたくて。そのためにどういう勉強をしたらいいんだろうとか、色々まだ全然分からなくて。でも実際、高校3年生まであと1年しかないし…。

助産師への夢を持ったきっかけは、去年の10月に弟が生まれて、その時に助産師さんに胎盤とかへその緒とかを実際に触らせてもらって…。

こういう人の命を預かる仕事ってすごいなって思いました。

――自分なりの勉強の仕方を1つ身に着けるといいかもしれない。

専門的なことは学校で深く学べるから、高校3年生になって、今後、専門的な勉強をするようになっても自分の勉強法を身に着けておくと、取り組みやすいんじゃないかな。

助産師になりたいっていう夢が素敵すぎて…。もっと専門的な答えができたらいいんだけど…。でも、1つ言えることは4年制の看護系に進んでいる友達は、すごく忙しそう。3年生から大学外の病院で働く実習があるんだけど、その実習期間が秋になるともう始まってるからね。

すごく忙しい反面、一緒に夢を持った仲間が、お互いに助け合いながら頑張っているから、見ていてすごいなって思うし、かっこいいなって思うな。

いろんな人と接する コミュニケーションをとる

――サークル活動の話に戻るけど、具体的にどのような団体に入って、話し合いをしていきたいとかは考えていますか

椿さん:まだちょっと決めてないです…。

――うんうん、ゆっくり考えていきたいよね。

実は…京都には大学がたくさんあって、大学の枠を超えてもっと自分の大学のみならず、他の大学に通う大学生と関わりたい気持ちがあったら、京都の大学に進学することをオススメする(笑)。

コトカレサイトでも、素敵な学生団体や面白いサークルを紹介しているよ!

例えば、京大カレー部っていうサークルがあって、カレーを愛している人たちなんだけど…。

椿さん:カレイですか?魚の…?
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――あ、魚のカレイじゃなくて、カレー。

椿さん:カレーライスですね!

――函館では、カレーは、カレーライスっていうのか!(笑)。すごい、地域の差を感じる。
生徒会の活動で経験したことを、また新しい場で活かせるといいね。

インタビューを終えて…

旅するコトカレvol.1 (北海道)函館大谷高等学校に行ってきた
(みんなでコトカレのスチューデントポーズのSで撮影!)

函館の高校生の皆さんとお話をし、それぞれの夢や悩みを聞く中で、自分自身の経験と重なる場面が度々あり、大学生になった今の状況で自分は何ができるのか考えさせられました。

京都学生広報部は、全国の中高生の皆さんに京都の魅力を発信するというポリシーで活動をしています。

中高生の皆さんに、「コトカレ」サイトを見ていただいて、少しでも将来の手がかりとなったり、こういう選択肢があるんだとか、こういう大学生活を送ってみたいなという参考にしてもらえればいいなと思います。

今回、「旅するコトカレ」プロジェクトに賛同していただき、快く取材を引き受けてくださった函館大谷高等学校様、ならびに教頭先生をはじめ、生徒会の皆様に深くお礼申し上げます。

第2弾は愛知県の高校へ取材させていただきました。
取材者の母校であることから、後輩との会話が楽しみです。
部活動をしている高校生のインタビューもあります!

ぜひ、お楽しみに!

 

(佛教大学 社会学部 唐澤葵衣)

この記事を書いた学生

かれんちゃん

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