鴨川の夏祭り 京の七夕2018
8月1日~16日の16日間、今年も「京の七夕」が開催されました。
「京の七夕」とは、鴨川エリア、堀川エリア等の会場で8月に開催される七夕まつりです。旧暦の七夕にちなんで、七夕飾りやライトアップが実施されます。
今回は、鴨川河川敷のエリアを散策した様子をお伝えします!
もくじ
風鈴灯
「京の七夕」の鴨川エリアといえばこれ!竹カゴにLEDで明かりを灯した風鈴灯です。
いくつもの光が夜の河川敷に揺らめいて、とても幻想的な雰囲気でした。
この風鈴灯、京の伝統技術を用いた風鈴がついていて、チリーンチリーンと静かに鳴っているんです。
心地よい音色で、まさに日本の夏の夜の空間を味わうことができました。
七夕ロード
鴨川エリアでは、川に沿って「七夕ロード」がつづいています。
「七夕ロード」とは、LEDの光で装飾された「光の笹」が設置された小道です。
きらびやかな寒色の光がはるか向こうまで連なります。
笹にはたくさんの願い事の書かれた短冊が飾り付けられていました。
他の人の願い事を見るのも七夕の楽しみですよね。
七夕イルミネーション
「七夕ロード」を歩いていくと、明るい光が見えてきました。
七夕のイルミネーションのステージ展示です。
きらめく星々をイメージしたたくさんの照明で天の川を表現しています。
イルミネーションカラーが5色なのは五行説(万物は木・火・土・金・水の五つから成るという自然哲学の思想)を表しているのだとか。
冬のイルミネーションとは違い、夏だと爽やかな雰囲気で、少し不思議な感覚でした。
浴衣姿の素敵な案内人
浴衣姿で案内をされている方に出会ったのでお話を伺ってみました。
ご友人かと思いきや、それぞれ英語を必要とする祭りのサポーターの募集があったため応募し、この日初対面なのだそう。浴衣がとてもよく似合う案内人のお2人でした。
京都の大学生なら一度は京都のお祭りに関わるサポーターをしてみたいですよね。
しかも浴衣を着てなんて、まさに女の子の憧れです!
和装来場者にはプレゼント
なんと着物や浴衣で会場に行った方は、先着で手提げ提灯をもらっていました!
和装にもぴったりなデザインで、色を変化させながら点灯するミニ提灯。
「京の七夕」へはぜひ和装で!
持つだけで一気に祭りの雰囲気が増しますし、本当にかわいいのでもらわなきゃ損。
せっかくなので私も浴衣を着ていけばよかったです。
いかがでしたか?
京都の大学生活1年目の私がはじめて行った「京の七夕」は、まさに京都の夏を感じることのできる祭りでした。
いわゆる日本的な空間であり、でもどこか洋風な華やかさも融合したような雰囲気を味わえました。
綺麗に撮影できる場所がたくさんあるので、夏休みのインスタ映えにもってこいです。
また京都の夏はかなり暑く、「京の七夕」の時期は猛暑が続きます。私が行った日も当然のように夜でも30度を超えていましたが、川に沿っているからか涼しさを感じられました。
そのため、蒸し暑いという夏のマイナスポイントがない中で夏祭りの雰囲気を味わうという、夏のいいとこどりができました。
実際に行くと本当に素敵な空間なので、ぜひ雰囲気を味わってみてください。
(文:同志社大学 経済学部 田川鈴華)
(写真:佛教大学 社会学部 唐澤葵衣)