若き芸術家のこだわり満載!「大瓜生山祭」で見つけた気になるお店6選
もくじ
いざ京都造形芸術大学へ
今年も学園祭の季節がやって来ましたね!昨年から各大学の学園祭をレポートしている京都学生広報部ですが、今年は京都造形芸術大学のレポートから始まります。
驚いたのは学生が出展する物品販売の多さ!見渡せばあちこちに目を引く作品が並んでいます。今回は数ある物品販売店のうち、気になったお店を6つ紹介していこうと思います。
#1 ドキドキッチン(京都芸術デザイン専門学校)
最初に訪れたのは「ドキドキッチン」。
京都造形芸術大学と同じく,学校法人瓜生山学園に属する京都芸術デザイン専門学校による出店です。食べ物が描かれたステッカーを始め、ヘアゴムやブローチなど可愛らしい作品がズラリ。
その中でも注目すべきは、パンをモチーフにしたブローチ。
パンの焼き加減などを絶妙な色使いで仕上げた、女子に大人気の商品でした。
#2 苔こっこ(美術工芸学科日本画コース)
なんだこれは!?ここは、苔アートの商品を販売する「苔こっこ」。
あまり見慣れないアートですが、丸いフォルムがなんだか可愛らしいですね。
緑を使ったアート作品を作りたいと考えた結果、この写真の作品「苔玉」に至ったそう。
苔の色が綺麗なものや、シダ植物が上についているものが人気商品なんだとか!
#3 Dyeing Life(染織テキスタイルコース)
続いては、こちらの学生さんたちが開く「Dyeing Life」。
柔らかい色合いのてぬぐいや布小物が可愛いお店です。
藍染に魅了されて、高校生のころからずっと染物を手掛けてきたそう。
今は所属学科の尊敬する講師の方の元で、染織をさらに詳しく学んでいるそうです。
「染織って、こういうものなんだよ」
「少しでも多くの人に染織の良さを知ってもらいたい」
伝統的な手法を守りつつ、現代風の親しみやすい作品を作りたいと話してくれました。
高校生にオススメのお店を聞いてみた!
大瓜生祭には制服を着た高校生がたくさん来て学園祭を楽しんでいました。
せっかくなのでオススメのお店を聞いてみることに!
彼女は、高校3年生のお姉さんが学校からもらってきた進学パンフレットを見て、京都造形芸術大学が気になり遊びに来たそうです。
さてさて彼女のオススメは一体どんなお店なのでしょうか…?
#4 Friday(キャラクターデザイン学科)
教えてもらったお店がこちら!
仲良し8人組で出店している「Friday」です。
オリジナルのキャラクターが描かれたポストカードや缶バッジなどを販売しています。
テーマを揃えて作るポストカードもあるようで、そのテーマが今年は「京都×学生」なんだとか。
販売していた学生さん「買ってもらった人の心を引き寄せる絵が書きたい。そんな思いで作品作りに取り組んでいます。」
#5 ‐結ゐ‐(学科は異なる二人だけど…)
まるで屋台のようなお店を発見。こちらの2人が出店している「‐結ゐ‐」です。
実はこの2人は高校時代の先輩・後輩の関係だそう。
学科や年齢関係なく誰とでも一緒に作品の販売ができるのも、大瓜生山祭の魅力の1つです。
コンセプトは「日本と伝統」。
売っている商品は日本の伝統工芸である「水引」を取り入れています。
ここで言う水引とは、主に進物などの包装に使われる飾り用の紙糸のこと。
普段はあまり見かけることのない水引だからこそ、多くの人に見てもらい、伝えたいという思いでお店を出すことにしたそうです。
#6 つちのこ(総合造形コース)
最後は独特の世界観が広がるこのお店。
3・4回生の皆さんで出店している「つちのこ」です。
名前の通りつちのこをモチーフにしたオブジェをはじめ、手作りの陶器の器やコップ、ブローチ、ボタンなどを販売しています。
でもどうして「つちのこ」という店名にしたんだろう?気になったので尋ねてみると、「つちのこ」は「土の子どもたち」を意味しているのだと教えてくれました。
土から生まれる陶器の作品は「土の子」。
まだまだ未熟な学生もまた「土の子」。
作品も学生もこれからどんどん成長していこう、そんな思いが込められています。
大瓜生山祭、学生が織りなすアートに感無量でした。
初めて芸術大学の学園祭に行ったのですが、私がこれまでに行った大学の学園祭とはかなり違うと感じました。何より、学生が自分の好きなことを自由に、そして思い思いに表現している刺激的で素敵な学園祭でした。
京都にはいろんな大学があって、各大学が特色のある学園祭を行っています。
「行きたいけど迷う…」と思っている中高生のみなさん!毎年多くの中高生が来ているので心配は要りません。気になる大学があったら、友達を誘って気軽に遊びに行ってみてください。きっと楽しい思い出になりますよ!
【京都造形芸術大学公式webサイト】http://www.kyoto-art.ac.jp/
【大瓜生山祭公式webサイト】http://www.kyoto-art.ac.jp/events/1329
【京都府内の各大学の学園祭カレンダー】http://www.consortium.or.jp/event/admission/campus-festival
(京都女子大学 文学部 松原彩)