【2025年】京大卒業式、仮装に込めた思いとは

もくじ
はじめに
京大卒業式の風物詩といえば、卒業生の仮装姿ですよね。
今回は、毎年話題になっている京大の卒業式に行ってきました!
今年もたくさんのユニークで自由な仮装が卒業式会場の「みやこめっせ」に登場し、卒業生たちの個性を存分に感じることができました。
それでは早速、仮装を通じて自分らしさや自由を表現する京大生たちをスナップ写真でご紹介していきます!
仮装スナップその①
まず始めにお話を聞いたのは、各々のMBTIを仮装で表していたお二人。
製作時間はほぼかかっておらず、「服は事前に買っていたので、準備は楽でした!」とのこと。MBTIをモチーフにした理由は、「今年流行ったので、その流行りに乗った感じです」と教えてくれました。
一目見てMBTIだ!と分かる洋服がとてもかわいかったです!
写真左側の卒業生によると、一番大変だったことは、みんながスーツでバチっと決めている中「自分だけオーバーオールを本当に着ないといけないんだ」というメンタルを保つことが一番大変だったそうです(笑)。
その②
続いては、「BeReal.」に扮していた卒業生。
BeRealをモチーフにしようと思った理由は、「4月から社会人になり、京大という夢のような空間を出て現実を生きるぞ、という決意表明でこれをモチーフにした」そうです。
制作するために、わざわざBeRealのアプリをインストールしたとのこと。
画面下部でリアクションしているのは湊総長と山極前総長で、「この代を見守ってくれていた」ことを表現するなど、細部にまでこだわりが詰まっていました。
また、浪人して入学したため、投稿時間が「1年遅れ」になっているのもポイントだそうです。
製作時間は約10時間で、アクリルミラーという切断可能なミラーを使い、薬剤を使って溶接をしたのが1番大変だったようです。
その③
こちらは大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャクになっていた卒業生。
なんと、顔の部分は2週間ほどかけて全て手縫いしたそうです!特に目をつけるのが大変だったそう。
ミャクミャクをモチーフにした理由は、「かわいくて大好きだからです!」と教えてくれました。ちなみに、万博には行きたいそうですがチケットを買い忘れ続けているそうです(笑)。
公式のミャクミャクとの見分けがつかないくらい再現度が高い仮装で驚きでした!
また、4月に万博が開幕することもあってか、ミャクミャクをモチーフにした仮装をしている卒業生は多かったです。
その④
続いてはクジャクの仮装をしていたお二人。
正面からの写真では分かりにくいですが、羽部分と頭・胴体部分で分かれていて、二人が合わさって一羽のクジャクになっています。
なぜクジャクの恰好を……?と思い話を聞くと、どうやらお二人はクジャク同好会に所属していたようで、それになぞらえてこの格好をしている、とのことでした。
制作で一番大変だったのは、前日の夕方から作りはじめたため、睡魔と戦いながら作り上げたことだそうです。
実際に羽部分は本物のクジャクの羽を使用しており、インパクトが大きい仮装でした!
その⑤
最後にお話を聞いたのは、車の部品の仮装をしていたお二人。
右が「ドライブシャフト」という駆動力をタイヤに伝える部品、左が「オープンデフ」という左右の車輪の回転差を吸収する部品だそうです。
この格好を選んだ理由は、「自動車部に所属していたから」とのこと。
制作時間はなんとたったの1日!全ての工程が同じくらい大変だったそうですが、全体の大きさなどを決める段階が意外と進まなくて難しかったようです。
こだわりポイントは、「タイヤを支えているスプラインというギザギザや、割ピンを入れる穴、ブーツを止めているブーツバンドなどもちゃんと再現したことです」と教えてくれました。
こだわりポイントがあまりにも専門的すぎる……(笑)。
こちらも、分かる人なら分かるこだわりポイントが詰まった仮装となっていました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今年流行したものや時事ネタ、自分が所属していた団体にまつわる仮装など、様々なバリエーションの仮装を楽しむことができました。
また、作成の裏話を聞いてみると、想像以上に短時間で仮装を完成させている人が多いことに驚きました。
改めまして、卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます!
以前にも、京大の卒業式を取材しているので、その記事もぜひ読んでみてください!
“【京大卒業式】失った常識のかわりに…コスプレ!?京大流の卒業式とは?”
(取材・文:京都女子大学 現代社会学部 竹原亜月)
(取材・写真:同志社大学法学部 足立隼太郎)
(取材:龍谷大学 社会学部 永田藍梨)