新たな京都スポットを開拓!京都国際会館に行ってみよう!
こんにちは。京都に住み始めてもうすぐ2年が経ちますが、観光スポットが多すぎてまわりきれていない浅田です。
京都といえば真っ先に“和”を感じる建物を思い浮かべる方も多いと思いますが、私がぜひオススメしたいのは近代建築!!
住み始めて気づきましたが、実は京都って近代的な建築も豊富に残っているんです。
鴨川周辺の五条界隈の街並みや烏丸御池付近の銀行、郵便局に美術館、東山に行くとおしゃれカフェで有名な長楽館や五龍閣などがあります。
今回はあの、京都議定書が採択されたことでも知られている、国立京都国際会館に行ってきました!写真多めで紹介していきたいと思います!
(本取材は2020年12月10日に行いました。)
もくじ
京都国際会館の建物がすごい。
まず驚いたのがこの外観!建物が大きすぎて画角に入りきらないほどの大きさです。
そしてロボットが収容されているとしか思えないこのSF感!実際に戦隊ものの映像作品の撮影に使用されたこともあるそうですよ。
これはいわゆるモダニズム建築とよばれるもの。設計者は大谷幸夫(おおたにさちお)さんという方で、彼の師匠は東京都庁やフジテレビ本社を設計した丹下健三(たんげけんぞう)さんです。どことなくSF感ただよう雰囲気が似ていますよね。
メインホールに潜入!
SFチックな外観の内装はいかほどか、さっそく中にお邪魔します。
京都国際会館の中でも大規模なメインホールを見学させていただきました。
なんと各座席にライトやネームプレート入れが!こんな座席は見たことがなかったので、エリート学校の試験会場とかにありそうだなと阿呆な想像をしていたんですが、もっと異色なものを発見!
後ろから見ても気づかなかったのですが……。
なんだかイスが多い!!座席が2列で1区画になっている!!あ、もしかしてこれって!テレビでたまに見る
秘書ごっこできるじゃん!!阿呆な想像を想像でやめられず、
編集チームリーダーに頼み込んで、私の中の秘書あるあるを再現してみました。
こんなに大きな会場でなにやってるんだろうとちょっと反省しています。
これが本当の秘書あるあるかは置いといて、実際にメインホールでは“同行者”が必要とされる国際会議なども多く開催されているそうです!!
ちなみに私たち若者にとって身近な国際会議としては、2021年2月27日(土)、28日(日)の2日間に世界の若者たちが犯罪防止や刑事司法をテーマに議論するユースフォーラムが、ここ京都国際会館で開催されます!
京都コングレス・ユースフォーラムについてはコチラ
メインホールの檀上に上がらせていただきました。背面にある文字のようにも見えるオブジェは、1840個(観客席数と同数)のそれぞれ唯一無二の“形”が混在しています。まさに多様な人々が集う国際会館にピッタリのオブジェですね!
中にはショートケーキみたいな形のモチーフもありました。この写真のどこかにも写っているので根気強い方は探してみてください(笑)。
学生だって楽しめちゃいます。
ざっくりとメインホールを紹介しましたが、「いやこんな広い会場をいつ自分が使うんだ。」と思った方も多いのではないでしょうか?
実際に私も今回のような取材の機会がなければメインホールの最前列になんて絶対に座ることはなかったと思います。
しかし、実は、京都国際会館の魅力を気軽に知り、楽しんでもらえるよう様々な企画も行われているんです!
SF秘密のアジト感満載の京都国際会館を存分に楽しめる日、それが“ICC Kyoto Open Day”。
京都国際会館の建築を存分に楽しみたい!という方にはガイド付きで普段入ることができない会場を案内してもらえる「建築の日(特別見学会)」。
大自然を眺めながらおいしいもの、限定メニューが食べたい!という方には「NIWA caféの日」。
静かな環境でおいしいものを楽しみつつも勉強や仕事などの作業がしたいという方には「ワーケーションの日」。
これらが開催されている日には京都国際会館に特別な用事がなくても入ることができます。
興味のある企画の日に訪れてみてはいかがでしょうか?
イベントがあまり開催されていない、このご時世だからこそというものもあります。
特に私のイチオシは「NIWA caféの日」。なんとプロデュースしているのは京都で多数の店舗を持つ前田珈琲さんなんです。京都在住の大学生なら行ったことがある人も多いのではないでしょうか?
「NIWA caféの日」には、コーヒーの飲み比べやオリジナルメニューなど、日替わりで特別なメニューがあるんです!事前予約も必要ないので友達と気軽に参加できちゃいます!
NIWA caféは「NIWA caféの日」以外にも「建築の日(特別見学会)」や「ワーケーションの日」に利用することもできるので、両方の空間を楽しむのもアリです!
「建築の日(特別見学会)」は特に人気で、現在は2ヵ月先まで予約が埋まっているとか……。こちらは事前予約制なのでHPを要チェックです!
[ICC Kyoto Open Day]が開催される日程や詳細については下記URLをご覧ください。
https://www.icckyoto.or.jp/about_us/csr/icc-kyoto-open-day/
さいごに
烏丸線を利用するたびに「終点の国際会館なんて一生縁がないだろうな」と思っていましたが、今回取材させていただいたことで、近代建築はもちろん、世界各国から訪れるゲストが魅了されるという宝が池の自然に調和した日本庭園など、館内に入らなければわからない国立京都国際会館の魅力をたくさん知ることができました。
私は、あの環境ならレポートがめちゃくちゃ捗りそうな気がしてさっそくワーケーションの日を狙っています(笑)。
今回ご紹介したホール以外にも、館内はイス(上の写真のイスも実はそのひとつです!)や照明、オブジェに至るまで、面白いエピソードに溢れています!
みなさんもまずは興味のある日に国立京都国際会館を訪れて、京都ならではのおもてなし空間を体感してみてくださいね。
(文:京都女子大学 文学部 浅田奈和香)
(取材協力:同志社大学 政策学部 嶋倉万由子)