京都で18歳、初ひとり。
大学生になったら、新たな町でひとり暮らしがしたい。私は「外に出たいタイプ」の人間でした。しかし、晴れて京都に下宿することになった18歳の4月、私は身近な知人や知っている場所がほとんどないことに改めて気づきました。はじめは生活費がどれだけかかるのかもわからず、急に不安になりました。
そこで私はこうしました。まずは京都の地図や雑誌を眺めて市バスや自転車でお出かけします。バイトやサークルを巡ってみます。自分のお気に入りや居場所を一から作り出していくのはわくわくします。
修学旅行で訪れただけの京都が、やがて自分の新たなホームとなっていき、気づけば観光客に道案内までできるようになっていました。毎週訪れるお気に入りのお店もできました。
1年も経つとひとり暮らしの自分の部屋、周りの街並みはすっかり見慣れたものになりました。そんな場所が京都にあるのだと思うと、少し鼻が高いです。
修学旅行で見た風景と大学生になって見る風景はまったくちがうよね。最初は不安も多いけれど次第に京都が”第2のふるさと”になっていく!